7/25/2008

全米フランチャイズ・レストランが定着しにくいボールダー

先ほぼボールダー・カウンティー・ビジネスリポート紙のウェブニュース配信を見ていたら、2006年にボールダーで開店したテイスト・オブ・フィリーなるフランチャイズレストランがボールダーから撤退したと書いてあった。ボールダーは大学街なので、学生向けの軽食を出すところは多いが、面白いことにこの土地の特性なのか、全米フランチャイズが失敗するケースがとても高い。レストランがさびれているのではなく、繁盛しているところは外で人が待っているようなところも多くある。なぜ、ボールダーで全米のフランチャイズが失敗するのか考えさせられるところだ。テイスト・オブ・フィリーはデンバー発のフランチャイズだが、ウェブサイトに行ってみると、州内の他の個所ではどんどんと開店をしているところのようだ。だから勢いが無いのではなく、ボールダーで受け入れられなかったまでのことかも知れない。

ボールダーに似た人口サイズでやはり大学街のミシガン州のアンアーバー市は、健康やライフスタイルで優れた街としても知られているところだが、10万人の街にマックドナルドの拠点が6店舗ある。しかし、ボールダーにはマックドナルドは、2店舗しか無い。しかも、表現は日本的だが街道沿いに当たるような大通りのところにあり、ボールダーで仕事をするか、通過するソト者を市場としている雰囲気がしないでもない。ダウンタウンにもあまり全米フランチャイズは見られない。

ボールダーのパールストリートは、ダウンタウンの中心部だが、ここである全米フランチャイズは、スターバックス、クイズノー(これはコロラド発)くらいで、後はジェン・アンド・ベリー、ハーゲンダッツのアイスクリーム屋くらいだろうか。ボールダーは、アメリカの通常の市場ではない気がする。ここの人の心をつかむために何かプラスアルファーが必要だ。それが何だか、自分でもよく判らない。また、仲間と話をして彼らの意見も取り入れて報告するようにしよう。

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