7/21/2008

ボールダーらしい幼児の社交場

小さな子供のいる両親にとって、外食するのは勇気のいることだ。これまでのチョイスは、マックドナルドなどのようにプレイグランドを併設しているところへ行くのが常だったのかも知れない。マックドナルドだと、安心して子供が遊びに熱中して、汚しても、散らかしても、わめいても、子供を受け入れるスペースを作り上げて、やっていたからだ。我々夫婦も、子供が小さかった頃は、ずいぶんとマックドナルドにお世話になったものだ。

しかし、健食の時代になると、マクドナルドへ行くのも控えたくなる親たちも多いに違いない。より健康的な食事ができるところで、子供が遊びまくれるところなどがあれば、親としてもこれに越したことはない。最近、北ボールダーにこのような趣旨で子供と親が喜んで行けるようなレストラン、遊び施設ができた。その名前も、プレイ・グランド・カフェーだ。

写真で見るように、いたって簡単な作りだが、子供が散らかしても汚くしても、問題なく対応をしてくれるところがミソだ。しかも、そこで提供されるコーヒーや軽食に至っては、ボールダーならではの健食や、フェアトレード、オーガニックなどを揃えたもの。日本の郊外にもこのような施設がでできたら、きっと多くの母親たちが集まり始めることだろう。

面白いのは、料金体系として、子供が一人くる時の日割りの値段、兄弟姉妹がいる時の割引値段もあるが、月額性で相対的に割り引いた料金体系もある。親の眼が届く範囲で子供を遊ばせ、親は優雅にオーガニック軽食を食べたりする。精神衛生上とても身体に良さそうだ。しかも、ここでは今年の9月からアミーゴス・インターナショナルとタイアップをしてスペイン語の幼児クラスも提供する予定だと言う。また、パーティーなどの会場レンタルなどもあり、ロハス的な親子連れのカフェーだ。

もちろんビジネスモデルとして面白いのは、特定市場セグメントの両親が集約されているので、それらと関連するビジネスとの連携、タイアップも多く行なわれているところだ。外食はしたいが、子供がいるために肩身の狭い想いをしたくない人たちを狙った市場モデルは、プロモーションさえしっかりしていれば成功をするだろう。ボールダーらしい、ひとヒネリを入れた商売が面白い。組み合わせを変えれば、多くのことができそうだ。

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