8/30/2006

会員ビジネス化したマッサージ・サロン



10月にオープンが予定されている29番街モールだが、部分的にオープンしているところもある。そんな中に、マッサージー・エンビー(羨ましい)と云うフランチャイズ(アリゾナ本社だそうだ)がビジネスを開始して、ボールダーッ子が会員になり始めている記事が出ていた。

フランチャイズの方式は、ごく簡単だ。マッサージを生活の一環に取り入れさせることによって、新幹線の回数券ではないが、極めて安い料金を設定して、回数を多く来てもらうことによって商売をしようと云う目論見だ。確かに、普段マッサージをしてもらいたいと思いつつも、コストの問題や、相手がアポ受け入れてくれるかどうかなども難しい問題であるのは事実だ。

マッサージがクラブ化すると云う現象は、とても社会の状況にあったニュービジネスと云えよう。場所の設定も、最新のモールで、サービス時間も個人でないので、比較的長い時間帯開いていることでもあり、ユーザー側にとってはとても便利に違いない。しかも、場所選びは、大手のモール内だから、人通りの多い都市中心部だったら、駐車場も気をつけなければいけないが、この方式だと、被マッサージ者は便利この上ない。

ストレスの多い職業の人が、使うことは十分に考えられる訳であり、一年に一回などと云うような単発的なマッサージではなく、毎週やってもらえるようなサイクルを組めば、全くロハス的な生活になるだろう。

ボールダーの住所を紹介しておこう:
Boulder #0133
1650 28th Street
Suite 1228
Boulder, CO 80301
Phone: (303) 447-ENVY (3689)
In the 29th Street Mall at the NE corner of 28th Street and Arapahoe near Wild Oats

8/29/2006

ボールダーで人気ないブッシュ



ボールダーでは、ブッシュ大統領の環境政策について非常に憤りを感じている人たちが多い。ここでは2004年の大統領選挙の時にケーリー候補へ投票した人の比率がとても高かったので、選挙結果に対する不満のはけ口を、バンパーステッカーで表現をする人が多い。この写真は、今日キングスーパーの駐車場で撮影したもの。ブッシュの意味は「茂み」「低木」と云う意味だから、木をもっと植えたら、茂みは少なくなると云うシュピールは、より環境的な政策を採れるようになれば、ブッシュはより少なくしても良いだろうと云うような意味だ。とてもかわいい表現なので写真を撮ってみた。

今日はメアリーレーシー検事が、ジョンベネ容疑者の立件を諦めた理由についての釈明記者会見があった。理由が多くあるのだろうが、キャリーアに汚点をつけたような感じがしないでもない。難しい問題が今後どのように展開するのか、まだ、炊き上げられたジョンベネ事件解決の結論がまた、迷宮入りと云うことで、シラケるのは大いにシラケだろう。

8/28/2006

ジョンベネ事件

ボールダーの街は少しシラケている。ジョンベネ事件でバンコックから移送してきた容疑者に対して、証拠不十分と云うことで、検察側は立件を見送った。ジョンベネに付着していた、被害者以外のDNAがジョンカーのものと一致をしなかったと云うものだ。テレビの論調は、検察側がなぜ立件できないような、証拠が不十分なものを今回のように公金を使って連れ戻したのか暗に批判的だ。

検察官のメアリー・レーシーは極めて微妙な立場におかれることになるだろう。今日はまだ多くの批判が噴出していないが、下調べが少ない段階での容疑者逮捕に、今後かなりのネガティブな反応が出てくることだろう。こんなに少ない証拠、状況証拠も十分に詰めていなかったことなどがかすると、検察官は、かなりの批判を受けて、辞任に追い込まれるかも知れない。そんな感じがする。

一時は、ジョンベネ事件を10年目にして解決に持ち込んだと見られていただけに、今回の失墜はかなり大きい。オーウェン州知事も強い批判をしていることがテレビでちらっと報道されていた。今後の動きを見てみよう。

8/27/2006

準備段階に入った29ストリートモール

皆さんもご存知の通り、ボールダーは成長抑制策をとっていることから、ショッピングモールなどの建設などでも、許可がおりるまでに相当な時間がかかる。

ボールダーには数年前までクロスロードモールと云うモールがあったのだが、年代ものになったために、テナントが業績低下のためにどんどん店ジマイをしていたので、モール側は大幅改造を狙っていたのが、市の厳しい審査で長年実行できずにきていた。その間、モールが市にないためにボールダー市民は近隣のモールに出かけていた訳だった。待ちに待った新しいモールが、部分的に10月に開くことになっている。名前をクロスロードモールから29ストリートモールに変わるが、市の審査の条件がオープンモールと云うことなので、景観を維持したもので、奇麗にでき上がってくることだろう。

昨日は、その新しいモールのテナントたちが人材募集を始めたと云う。何かボールダーにやっとモールができる喜びが実感できるようになる。これで市外に流れていたビジネスが、還流するのでボールダーの商流はかなり変わってくると云えよう。

ワイヤレス族

ジョンベネの殺人容疑のジョン・マーク・カーはカリフォルニアから移送されてきて、ボールダーの監獄にぶち込まれた。新聞は、彼の食事や、検察側がどのような証拠を持っているのかなどを書いたりしているが比較的静かな一週間だったと言って良い。学校などの夏休みも終わり、子供たちが学校に戻り始めており、大学の授業開始に向けて州外の人たちも寮やアパートに入居したりしている。ボールダーはすっかり秋の体制だ。週末は、全米ビーチバレーボールの競技会がボールダーで開催されているが、あいにくの天気、特に夕立ちなどで気の毒だ。

今日は、Daily Cameraはワイヤレス族についての記事を出している。つまり自分の事務所も持たず、コーヒーショップでワイヤレスで仕事をしているヒトたちのことだ。確かにコンピュータ持参でコーヒーショップへ行く人は多い。特にワイヤレスで客集めをしようとしたのがスターバックスだったが、無料でないところだったので、すぐに対抗サービスするところができてしまった。Amanteコーヒーはヨーロッパ的な雰囲気を醸し出し、イタリア色が出ている。バイクの愛好者たちがたむろするところにもなっているが、リンク無料は嬉しい限りだ。日本からの旅行客が来ても、Amanteだけでなく、記事の紹介にも出ているBook End Cafeなどは無料だ。しかも、ボールダー市は、広域のブロードバンド無料サービスを、パールストリートモールで提供をしている。是非活用されることをお奨めする。

日本のワイヤレス族は、携帯の方が多いだろう。携帯サービスも相当進んできており、サービスコンテンツも素晴らしいのは知っているが、アメリカはそこまで行っていない。段々増えてくるだろうが、まだ、もう一つのところだろう。ただし、ことワイヤレス族で、一日中コーヒーショップで仕事をして生活できる人たちが多くいるとなると、日本ではまだ考えられないだろう。やはりボールダーのライフスタイルは素晴らしい。

8/23/2006

ジョン・ベネ事件と反戦

今日のDaily Camera紙には、マスコミがジョンベネの事件ばかりに注目していることに嫌気をきたした反戦運動家が、取材の妨害を冒したり、メディアのクルマの流れを邪魔するようなことをしたために逮捕された。生放送中に、テレビカメラの前に現れたり、プラカードを持ってするのだったらまだしも、取材されている人に話しかけたり、できる限りの妨害をしているのだと云う。

この40才の人は、ジョンベネ事件のために、米国のメディアが、より重要な中東問題に目を向けず、撤兵を進めるための話を取り上げないのに苛立ち、このような活動に動いたらしい。確かにメディアが取り上げている媒体時間は異常としか言いようがない。このような女の子との殺害が毎年多く起こっていると云うのに、ジョンベネちゃんの背景がまた、マスコミが取り上げたいものだったのか、異常なものになってしまったようだ。

昨日の夕方もメディアがたむろをしているJustice Centerの横を通ったが、衛星中継車などが、市民の駐車場を占拠し、ボールダー市民にとってもかなり邪魔な状況に違いない。駐車違反切符の支払いにいく人でさえかなり遠くにクルマを駐車して、歩いて来なければいけない状況だろう。ボールダーのDaily Cameraも本件のために、どれだけの血税が使われているのか書き出し始めている。もちろん、3ー400人の人が寝泊まりしてくれるのであれば、市も潤うだろうが、交通渋滞やジョンベネ以外のまともなニュースを見れなくなる市民としては面白くないのは事実だ。

8/21/2006

今、教会の不動産がホット

ボールダーの街は、オープンスペースと云われる緑地帯を積極的に増やしていること、住宅建設の許可が下りにくいこと、住みたい人が多いことなどから、住宅建設をしたくともできない厳しい状況だ。しかも、景観保護のために、建物の高さ制限をしているので、物理的にも人を増やすと云うのは難しい。

今日のDaily Cameraの報道によると、教会の不動産資産が目を付けられているという。特に対象となっているのが、プロテスタントやカソリックの教会なのだから、どうなっているのか分からない。ここには仏教寺はないが、仏教の瞑想や教育施設はあり、それは増えている。なのに、プロテスタントやカソリックが増えているかどうか統計はないが、市内の教会の景気が良くないのは、いくつかのところが貸し出しや売り出しの看板を出していることからも理解できる。

この記事では、教会は、土地の高いダウンタウンなどから、より郊外に移りたいらしい。もちろん不動産価格の差があるからでもあり、それが実現すれば、もっとスペースができて住宅建設が可能になる。この問題は深くは立ち入るつもりはないが、不動産を手放している背景には、より近代的な教会を建てるとか、よりエネルギー効率の良い教会建物にするとか、では、何となくない気がする。チベット仏教などの繁栄を見ていると、そんなことを考えたりする。

8/19/2006

ウェブ不動産紹介業

今日付けのボールダーの日刊紙のDaily Cameraが報じるところによると、コロラド大学卒業生のChristian Sterner氏(30歳)が不動産のウェブ掲示板を設けたという。そのウェブビジネスの特長は、不動産物件をビデオストリームで流すことによって、家やアパートを購入、賃貸物件の情報を映像で見せることができる。しかも、掲出金額も安く、今後新聞などの不動産物件広告収入に大きな打撃を与えそうだ。

しかも、個人でのリスクを最少限化するために、撮影をしたビデオ制作会社のサービスの内容はタダで掲出してあげているので、物件紹介ビデオ制作会社、個人などのためのビジネスインフラを作ってあげると云うメリットも出ている。ウェルカムマット社は、器を提供しているに過ぎないので、これが成功をすればボールダー発の面白いビジネスとなろう。

このサービスは、ボールダー発だが、全米での物件を対象にしようとしているものであり、勢いがつけば素晴らしいビジネスになっていくだろう。日本でも同様のビジネスモデルを活用することができて、同じプラットフォームの上でビジネスを展開できたら良いと思う。少なくとも、ボールダーの物件がどのようなものであるのか、ご関心のある方は、訪ねられたらいかがだろうか?

8/18/2006

刻々変わるメディアの反応

昨日バングコックで逮捕されたジョン・ベネ殺人容疑者のジョン・カーは、不思議なことにアメリカに移送される前に自白めいたプレス会見を行った。その自白の内容そのものが、話題になっている。事実のギャップがあるからだそうだ。昨日の主席検事の発表でも、ジョン・カーは現在のところあくまで容疑者だとのべ、今後きちんと容疑が立件できるようにまだ多くの作業が残っていると発言をした。こんなところの記述は、既に通信社のニュースで世界中に広まっていよう。

ボールダーの雰囲気からすると、現在大変なのは、このマスコミの襲来により、限られたホテルの客室がどうなるのかと云う問題になっている。8月末には、コロラド大学が新学期が始まる予定であり、州外から入学する子弟に付き添って親御サンたちが大勢来るからだ。ボールダーのホテルは、客室が約2200室。マスコミ関係者だけでも3ー400人になっていると当地の日刊紙Daily Cameraは報道している。マスコミ人たちは、ジョン・ベネが住んでいた高級住宅街の前でも陣取って特番を作ったりしている。10万人の街にこれだけの報道陣が、一時的にせよ、襲来することは、確かに異様としか言いようがない。でも、ボールダーの観光収入が上がることだけは間違いないだろう。アイスクリームを売るワゴンなども、取材陣の近くに陣取って商売をしている。まさにジョン・ベネ特需なのだ。

8/17/2006

ジョンベネ事件ーマスコミの襲来




今日仕事でダウンタウンへ行ったが、ジョン・ベネ殺人の容疑者に関する検察側の発表が朝10時からあったので、予想通り全米および日本を含む海外のメディア報道陣がボールダーに殺到していた。バンコックで捕まったカー容疑者は、殺人が故意のものでなく、事故だったことをほのめかしており、今後、取り調べが進む上でどのようになるのか、関心が高いところ。今日は、特別なことは発生していないが、ボールダーの街に常駐3ー400人の報道陣が来ることになるので、ホテルやレストラン関係は潤うこと間違い無しだろう。

最初の写真は、ジャスティス・センターに沿ったキャニョン通りに停車中の報道関係者のクルマの列。ボールダーの青空が際立って美しい。
2番目の写真は車内から窓越しで撮ったので、残念ながらはっきりしていないが報道陣が拠点を作り始めている緊迫感は伝わることだろう。

8/16/2006

ジョン・ベネ事件解決か?

10年前の1996年12月26日にボールダーで起きたジョン・ベネ事件が、一時迷宮入りと見られていたが、急展開して事件の容疑者がバンコクで捕まり、アメリカへ移送されてくるという。明日、ボールダーの検察側が記者発表を行なう予定。容疑者は41歳のアメリカ人で、元学校教師だという。世界的に話題になった事件だけに、アメリカの3大ネットワークを始め、マスコミのボールダーへの流れ込みが予想され、しばらく地元人としては頭痛の種になるだろう。日本のマスコミと違った視点で報告を入れたい。

ホットエアバルーン(熱気球)



ボールダーの限りなく広がる空を彩るのは、ホットエアーバルーン。浮力の関係で、まだ日中の温度が高くない朝方の出立がほとんど。まだ、気球に乗ったことがないけれども、下から見ているだけでも気分爽快だ。明け方に、ボールダーの東の空を見ているとポツン、ポツーンと浮かんでいる気球を見れる朝がある。そんな日は、何となくウキウキだ。

Boulderの映画館

タイトルのリンクをたどっていただくと、ボールダーの映画館が現在何を上映しているのかが分かる。しかし、各映画館の住所を見ていると、純粋にボールダーのところが何とLandMark Cross Road CinemaとUnited Artist Village 4しか大手はないことが分かる。Boulder Outdoor CinemaとBoulder Theaterは特別なところだと理解すれば、ボールダーには通常の映画館は現在のところ上記二つしかない。

この二つの映画館が今年の終わりに店閉いをすることが発表されている。その理由は、二つともオーガニックスーパの新規参入や拡張によるものだ。映画館を継続しない理由は、設備の近代化が遅れたことから、映画を見る人は、隣町のよりリラックスできる近代的な椅子や音響設備を擁している映画館へ行ってしまうからだが、その他に来年の始めに、長いこと建設が遅れていた、29th Street Mallに最新鋭の映画館が登場することもある。もちろん、DVD Rentalやケーブルで自宅で映画を見れるようになったことも影響していよう。

残念なのは、LandMark Cinemaは、マイナーだけれども国際的に優れた映画を上映している特殊なところだけに、心あるボールダー人はこれが無くなることで大いに悲しむに違いない。近隣街の映画館は、ハリウッドものでコンテンツよりも、観客動員できるものを中心に求めているからだ。ボールダーの映画事情もこのように変化している。ホールフーズ・マーケットの拡張やサンフラワーズ・ファーマーズマーケットの参入と云うのは嬉しいが、名画を見せる映画館が減るのはちょっぴり淋しい。

新しいブログの始まり

姉妹編のブログBoulder Lohasが着実にコンテンツを増やしているので、こちらではよりボールダー本体に比重を置いて書いていきます。街で何が起こっているのか、より個人的な視点からものを書いてみます。Boulderはどうなっているのかについてもどんどん問い合わせをいただいても結構です。

このブログを始めているもう一つに理由は、Google社がブログの改訂版(ベータ)を出したのですが、新規登録しないとできないと云うので試しているのも事実です。