tag:blogger.com,1999:blog-22180298972241464462024-03-07T20:44:43.035-07:00Viva Boulder Lohas ビバ・ボールダー・ロハスVivaは元々ラテン系の言葉で「万歳」を意味するが、Vivireからくる意味は「生きる、生活する」と云うことだ。ボールダーには、良いこともあれば、良くないこともある。それが生きている証だ。そんな日常のボールダーを紹介したいKei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.comBlogger60125tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-30972228417619800902008-08-16T10:14:00.005-07:002008-08-16T13:35:02.185-07:00風力発電メーカーの進出<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SKc5dkMesLI/AAAAAAAAAZE/wg1Iov3RrUE/s1600-h/windmap.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SKc5dkMesLI/AAAAAAAAAZE/wg1Iov3RrUE/s320/windmap.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5235216271936499890" /></a>アニメのクラシックになった宮崎駿監督の大作の「風の谷のナウシカ」は、英語版も出されるなど、アニメの世界で風力を使って自活するライフスタイルを描いていた。私たちの子どもが何度も何度も見た作品なので強い印象となって残っている。谷と言えば、何か風とつながるような印象となったのはそのためだ。ボールダーもボールダーバレー(渓谷)と言われるように一応「谷」なのだろうが、広さが広いので、日本だったら平野か大きな盆地に近い印象だろうか。風が吹くときは強風に感じるが、アメリカ政府が出している風の地図を見ると西側の山々の天辺は理想的な風力発電のソースのようだが、平地に来ると、よほどボールダーの東側に行かないと理想的な風力発電のソースとはならないようだ。<br /><br />しかし、ボールダーが再生可能なエネルギーの一大中心地になろうとしていることから、そこに世界で最大の風力発電タービンメーカーの<a href="http://www.vestas.com/">Vestas社(デンマークの企業</a>)が、事業を拡張することになった。その拡張によりコロラドでの新規従業員数は1350名に達する規模の風力タービンの生産拠点となる。これは、これまで2拠点あったところに2拠点を追加してくるというものだ。Vestas社は、世界に設置されている大型の風力タービンの23%のシェアを誇り、世界中に既に35,500機以上のタービンを設置してきた、この分野では超大手企業だ。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SKc5j8IppDI/AAAAAAAAAZM/bdHe2jQA7X4/s1600-h/WindVestas.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SKc5j8IppDI/AAAAAAAAAZM/bdHe2jQA7X4/s320/WindVestas.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5235216381442106418" /></a>ボールダーから西に約30分のところに造られる二つの工場では、タービンの翼を生産し(650名)そうしてもう一つの設備においてはタービンハウジングを造る工場ができるようだ(700名)。同社は既にボールダー北西のウィンザーの街に翼を造る工場(200名)を有しており、今後650名の規模までに雇用が増大するらしい。Vestas社は、また、コロラドにおいて、タービンや翼の基礎となるタワーを造る工場も造ることを5月に発表している。ただし、その場所については、まだ明らかにされていない。これらの工場のキャパシティはタービンハウジングが年に1400機、翼が1800機、そうして、タワーが年に900機規模になる模様だ。<br /><br />アメリカはこのように急速に代替エネルギー、再生エネルギーの強化に動き始めている。それは政府の方針と云うよりは、民間企業が今後のエネルギー需要を見込んで自らリスクを冒し動いているものがほとんどだ。ボールダー、その中で徐々にキーとなるような役割を担うことになりそうだ。コノコ・フィリップス社の代替エネルギー研究所の設立に始まり、電力ガスのエクセルエナージー社のスマートグリッドなどの実験などは、ボールダーのエネルギー地図を完全に塗り替えて行くことだろう。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-66491394331197451582008-08-10T09:51:00.003-07:002008-08-10T21:50:41.856-07:00ボールダーの政治的傾向<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ_E5wl366I/AAAAAAAAAYM/vD0mt3q54ls/s1600-h/Bldr.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ_E5wl366I/AAAAAAAAAYM/vD0mt3q54ls/s320/Bldr.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5233117788603149218" /></a><br />今年は4年おきに行なわれる選挙の年だ。現在大統領候補のマッケインとオバマが、シノギを削っているところだが、アメリカで民主党候補、共和党候補といわれてもピンと来ない方も多いだろう。そのために、共和党の価値観と民主党の価値観の違いをほんの少しだけ触れるようにしよう。<br /><br />マッケイン候補は共和党だ。共和党は、元々は政府など公的部門(small government)を最少限にして、個人の発意でものごとを進めれば、ことがうまく行くと考える政党だ。なるべく政府の規制を排除して、公的部門の活動を少なくするので税金が低くなり、個人の自由のもとで事業ができるようにしたいというものだけに、一般的には経済界にサポーターが多い。しかし、もともと共和党の党理念と絡んでいるのか判らないが、伝統的な家族を中心とした価値観や宗教観を推し進めているために、アメリカのバイブルベルトや保守層の間でもサポーターが多いのも事実。実業界に強い反面、所得層の低い白人などの基盤なども持っている政党だ。以前は別かもしれないが、最近では比較的、強い愛国主義者が多く、自国中心の考え方が強くなっている。マッケイン候補は、独立独行な共和党異端者(maverick)と言われており、完全な共和党マインドではないが、ブッシュ現大統領と施策では90%以上同じだと云う点で保守的な候補には違いない。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ_DW0lvPII/AAAAAAAAAX8/3geTKQcNmlg/s1600-h/dc.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ_DW0lvPII/AAAAAAAAAX8/3geTKQcNmlg/s320/dc.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5233116088869272706" /></a>オバマ候補は民主党候補だ。民主党は伝統的には、組合など労働運動の組織をバックにしていることからも、小さな政府よりは、政府の福祉厚生などでより積極的な施策、労働者の保護、弱者の保護をとってきた傾向がある。政府の活動を高めるというポジションから、支出が増大すると見られており、高額所得者への課税強化、つまり、所得の再配分を目指す傾向も強い。なので、ビジネスマンや事業家の中には民主党の経済政策を支持しないことが多い。民主党は、社会政策をより積極的にとることで知識人やリベラルな人にサポートをされるところが多い。また、民主党のオバマ候補は、アメリカ企業が海外投資をしていることで職を輸出しているとの立場を取っている。そのような企業に対しては、税制優遇策を与えないようにしようという政策を打ち出そうとしている。エネルギー政策では、代替エネルギーの開発で、エネルギー自給独立を訴えており(マッケインも似たところがあるが、より沖合油田の石油掘削を積極化しようとしている)、環境派的な代替エネルギー促進を主としている。<br /><br />11月に行なわれる選挙は、大統領選挙だけでなく、上下両院の選挙も行なわれ(上院は3分の一しか改選されない)、州議会、市議会などの地方自治体レベルまで変わるのである。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ_DfD9Cj5I/AAAAAAAAAYE/n9uyL3RRVfw/s1600-h/dc2.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ_DfD9Cj5I/AAAAAAAAAYE/n9uyL3RRVfw/s320/dc2.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5233116230432493458" /></a>今日は長い前置きだが、なぜこのように説明してきたかというとボールダーの政治的な傾向をお知らせしたくて書いたまでのこと。ボールダーは、リベラルの牙城と見られており、民主党傾向がとても強い。郡の公職にある人で、選出された共和党系の人はいない。それ程リベラルなのだ。当然、こちらはオバマ候補者を立てようとする傾向が強い。コロラド州は、牧場主などが多くこれまで共和党派を支持する人が強かった。しかし、コロラドの発展に伴い、人口流入が多くあり、多くのハイテク系の人たちが入ってきている。そのために、共和党保守派の安全な選挙区だったコロラドが接戦州の一つになると見られている。ボールダーは、その中では異色な自治体なのがよくお判りいただけるものと思う。しかも、その傾向はますます強くなってきているのだ。まさに異色派ボールダーなのだ。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-74975010334032946752008-08-08T21:20:00.007-07:002008-08-08T22:26:37.774-07:00成長の苦しみを味わうクロックス<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ0mMnyYwzI/AAAAAAAAAWw/u32K5bYqJSE/s1600-h/crocs-1.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ0mMnyYwzI/AAAAAAAAAWw/u32K5bYqJSE/s320/crocs-1.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5232380340354990898" /></a>数年前にクロックスのサンダルが出てきたとき、あんな履物はデザインが悪く、流行らないだろうと考えた人も多かったはずだ。私もその内の一人だった。しかし、予想に反し、あの変わったデザインで、パステルカラー調の派手派手な履物は全米のみならず、世界的なヒット商品になってしまった。ヒットには浮き沈みがある。現在、クロックスは売り上げ減だけでなく、商品特許についても認めてもらえず、自ら切り開いた市場に類似品の出現で苦戦している。そのクロックスが今年に入ってから、三度目の従業員の整理を発表した。今回は75名の人員削減とのことだ。<br /><br />クロックスは、ボールダー発の企業だと云うことを知っている日本人は少ないかもしれない。日本では幼児がエスカレーターにおいて靴が巻き込まれ怪我したことがマスコミに報道され、とてもネガティブなイメージが蔓延したと思う。消費者の安全性を第一に考える必要はあるが、日本では安全表示のためにエスカレーターに黄色で枠が塗られており、その範囲内で立っていれば怪我していないだろうと推測される。なのにメーカーの責任としてマスコミが大騒ぎをしている。もちろん、靴が安全に越したことはないが、日本ではサンダル履きなどをしている子供いる訳で、サンダルが悪いと云う人はいないだろうに、クロックスだけが責められることはおかしい。大人がクロックスを履いていたら、エスカレーターの淵に足を置くことはまずあり得ない。それを見守れなかった親の責任はどうなのだろうかと思う。当然、怪我した子供の親の気持ちとしては大変なことだろうが、メーカーだけの責任にしてしまうところは問題が片手落ちの気がしてならない。正月によく餅が喉にからまって死ぬお年寄りの方も多い。気の毒だが、役所が介入したり、マスコミが報道して誰も餅を食べてはいけないとはいわないのと同じことだろう。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e){}" href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ0mvOiK3mI/AAAAAAAAAXI/ywcLPtw_xzA/s1600-h/Crocs_Anatomy.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ0mvOiK3mI/AAAAAAAAAXI/ywcLPtw_xzA/s320/Crocs_Anatomy.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5232380934871506530" /></a><br /> 今回の解雇とエスカレーターの問題は同じベースの話ではないかもしれない。私はクロックスの履物を常用しており、その履き心地の良さは、他のサンダルなどとは比べ物にならないと思っている。ボールダーの会社だから応援しているのではなく、使用したときの利便性、履き心地、などは上等だと思っている。しかも、クロックス社は、一つの商品に依存するのではなく、ギアーやアパレル、その他の分野にも商品開発を進めて、ブランドとして認知度は米国はもとより、多くの国において急激に高まった。投資家からファンドも出るなど、企業の成長性も大きく期待されるようになったのだ。あの、サンダルだけの会社では無くなってしまっている。<br /><br />解雇前の雇用数値を見て行くと、全米においてクロックスは1849名の従業員を抱えていたと言う。ボールダーにおいては550名いたと言うのだ。会社が商品を売り始めたのが2002年末というから、その急成長ぶりに驚かされる。商品点数SKUもものすごい勢いで伸びてきており、従業員の増加とともに、消化不良を起こしたのだと考えざるを得ない。ウォールストリートが求める利益目標が高過ぎると云う点でも、上場をしてしまった欠陥があるのだろう。不要なプレッシャーがあるから、不要なリスクを冒してしまっているのだ。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ0ojcT3xnI/AAAAAAAAAXQ/nFXbnMxgGXc/s1600-h/crocs.JPG"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJ0ojcT3xnI/AAAAAAAAAXQ/nFXbnMxgGXc/s320/crocs.JPG" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5232382931434456690" /></a>クロックス社は、昨日のプレス発表で、自社の販売見込み数値に見合った組織の大きさにするように戻すと明言した。また、誰彼構わなく売っていた口座を整理して、自社店舗や大手の販売をしてくれるところに集中をしようとしていることが目標のようだ。恐らく、商品群についても、売れ筋のものに力を入れ、売れ筋でないものについては整理をして行くことだろう。急成長の苦しみから開放されるのには、もう一度背骨をしっかりと立て直す必要が出てくる訳で、その作業に入ったのだと思う。<br /><br />ここで日本のマスコミに一言を言いたい。ものごとを報道するときは、もちろん怪我や問題発生のときは報道せねばならないだろうが、メーカーだけの一方的な責任として押し付けずに、親の指導の足りなさ、不注意なども指摘するようにして欲しい。階段を上っていれば、親子の健康にも良く、足腰を鍛えることにもなる。タイプ2の糖尿病など、子供の「成人病(生活習慣病)」対策にも良いはずなのでクロックスの使い方を良く理解した上での積極的な活用をお願いしたい。ジビッツなどで爪が剥がれた件なども報道されているらしいが、私が子供の頃、サンダルを履いていて、多くの怪我もしたのを思い返すと、メーカー非難を考えたこともなかった。何もしないで靴が壊れると云うのなら欠陥品だが、使用者が常識外の使い方をするのであれば、自己責任はどうなのかしっかりと考えて欲しい。<br /><br />そう言えば、ボールダーでエスカレーターは少しあるが、皆はしっかりと歩いて怪我などしていないようだ。日本の親は子供をしっかりと歩かせることで、日本の子供もたくましく育だててもらいたい。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-37509663912991315222008-08-06T20:00:00.006-07:002008-08-06T21:01:59.268-07:00ボールダーのスーパーの改造改修合戦<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJpv5SYMlzI/AAAAAAAAAVI/9Ugq8nUQyXo/s1600-h/SW.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJpv5SYMlzI/AAAAAAAAAVI/9Ugq8nUQyXo/s320/SW.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5231616947120805682" /></a>現在ボールダーでいくつかのスーパーで一大改造工事が行なわれている。その最も大きいのはボールダーにおけるホールフーズのボールダー旗艦店の売り場面積倍増計画だ。ホールフーズの破竹の成長の勢いがここへ来て鈍化しているのは、その他の通常のスーパーもホールフーズの独擅場にさせておかないという強い対抗行動と意気込みが増えてきているからだ。しかも、ホールフーズが、現在の店舗の隣にあった本屋のバーンズノーブル社を別のビルに移動させて、自らの店舗面積を倍近くに拡大して、ロハス・メッカのボールダーにおいて圧倒的なポジションを確立しようとしていることに対しての警戒反発の印でもある。<br /><br />これに対して、今年の初めにできたサンフラワーマーケットも、当市の一つの大きなナチュラルスーパーの撹乱要因になっている。数年前に大手のセーフウェーが北ボールダーでライフスタイル実験店舗を展開して、すでにホールフーズの売り上げを喰い始めていたように、ボールダーの中央部にできた、サンフラワーマーケットは、ホールフーズの新たな手強い競争相手となり、選択肢が増え、ボールダー市民を喜ばせている。<br /><br />今度は、南ボールダーにあるKing Sooper(テーブル・メサ・ショッピングセンター内)も大きな改修工事のまっただ中だ。そうして、年内までには、ホールフーズから数ブロックの距離にあるKing Sooper30番街とアラパホー街の店舗も改修されることが予定されている。<br /><br />改造改修の目的は、陳腐化した店舗をより時代の要請に合わせようというものだが、一つには店舗のエネルギー効率の向上が目標になっているものの、当然のことながら、最新の競争相手のテンポに歩調を合わせようと云う目論見は見えてくる。特に、ホールフーズに近い店舗の改造には相当力を入れることが予想される。<br /><br />元々ボールダーのワイルド・オーツチェーンを買収したホールフーズは、傘下に入った各店舗の改修に手間取ってきたが、ここへきてその改修に力を入れ始めている。モタモタしてはいられなくなったのかと云う感じだ。それについては、また別の機会に書くことにしよう。<br /><br />King SooperやSafewayの改修とともに、力が入ってきているのはナチュラルやオーガニックフーズへの力(商品)の配分変化だろう。そうしてもう一つはっきりと打ち出されているのは、ナチュラルでローカルの青果物の配分向上だ。もちろん、地元近郊の酪農製品の取り扱い品目も増えている。<br /><br />テーブル・メサのKing Sooperの改修の完成は10月22日の予定だそうだ。その後は、ホールフーズに近い30番街のものに力が入ることだろうから、ナチュラルスーパーのホールフーズが、コンベンショナルなスーパーと真っ向から対決することになり、ボールダーのスーパー事情は大きく変わることになる。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJpwD9DVfXI/AAAAAAAAAVQ/BlmW6e-qy9o/s1600-h/WF.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJpwD9DVfXI/AAAAAAAAAVQ/BlmW6e-qy9o/s320/WF.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5231617130374724978" /></a>これまで、ナチュラル、オーガニックスーパーはいわば、ニッチの市場だった。それが、各社のナチュラル・オーガニックビジネスへの本格的参入で、アメリカで最も激戦区になることが予想され、ホールフーズがここでどのように巨大店舗を展開するのか、優位を維持するのか見物となることだけは確かだ。ここの写真は今年の5月に撮影したものだが、ホールフーズに暗雲がかかっているのは何か現状の状態を示唆しているようにも見える。もちろん、ホールフーズの発展を願うが、競争状況が一段と強くなってきていることは間違いない。日本からも、多くのロハス関係者などがボールダーを訪れているが、この刻々と変わっていく市場の変化を、このブログで少しでも感じてもらうことができれば幸いだ。この、変革がもたらすものは、もちろん、新たなサービス業態の発展だろうし、他社を少しでも引き離すために、各社がシノギを削ることによって、全米のナチュラルスーパーの今後のとるべきであろう実験や道筋が少しでもよく見えてくることになるだろう。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-73028583506454641752008-07-31T08:21:00.005-07:002008-07-31T13:46:40.335-07:00夏のバンド・イベント<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJIi7n4y1zI/AAAAAAAAAUQ/SRkQRXAScu4/s1600-h/b1.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJIi7n4y1zI/AAAAAAAAAUQ/SRkQRXAScu4/s320/b1.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5229280525045389106" /></a>ダウンタウンボールダーと言えば、パールストリートを指すことがほとんどだ。このパールストリートから車道を取っ払って永久歩行者天国にしてしまってからもう30年以上(8月6日が31年目の記念日だ)経過している。日本の各地の商店街が苦労をしているのを聞くと残念だが、ボールダー銀座のパールストリートは元気だ。このパールストリートモールに関して本を書くことだってできると思う。それだけ、一つの屋外モールとしてアメリカでもこれほど成功しているところは他にも少ないからだ。<br /><br />単なるモールとして片付けてしまうことができないほどの経済的な成功事例だ。だから、機会があるごとに少しずつこのモールについても書いていくことにしよう。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJIjGeJUOII/AAAAAAAAAUY/lFQMCVv7xbc/s1600-h/b2.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJIjGeJUOII/AAAAAAAAAUY/lFQMCVv7xbc/s320/b2.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5229280711408892034" /></a>今日はイベントして、夏の間に何が行なわれているのかだけ少し触れてみよう。いくつかの<a href="http://www.boulderdowntown.com/events">イベント</a>があるが、私が家内とよく行くのは、水曜日の夕方7時から9時まで行なわれている、Band on the Bricksと云うイベントだ。夏の期間毎週水曜日に行われるこのイベントは、いろいろなバンドを招いて、カウンティーの裁判所の前の広場を開放して、音楽を流すというものだ。昨日はビートルズの物まねバンドが興行していたので、懐かしい音楽を聴きながら、夕方のひと時を友人たちと楽しんだ。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJIjhae2bnI/AAAAAAAAAUg/R7jWsW-Qne8/s1600-h/b3.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SJIjhae2bnI/AAAAAAAAAUg/R7jWsW-Qne8/s320/b3.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5229281174281940594" /></a>かなり大掛かりなイベントであるので、どのようにしてその財政を賄っているか、書き記してみよう。ダウンタウンボールダー地区は一つのNPOとして登録されており、このボールダーのダウンタウンの健全なマーケティングを行なうのだが、それを実行する予算はBIDによって地元企業やビルオーナーたちから徴収する特別税によって運営されているのだ。34ブロックの区域の中の事業主たちが供出金として原資を出していることになる。これを使い、ダウンタウン地区の活性化を年間事業としてDBI(NPOのダウンタウン・ボールダー・INC)にマーケティングを実行してもらっている訳だ。一応参画企業のリストもあるので、<a href="http://www.boulderdowntown.com/about_us/downtown_boulder_inc">リンク</a>をつけておこう。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-1561212927596798472008-07-29T11:03:00.003-07:002008-07-29T11:27:13.061-07:00安泰なボールダーの不動産事情<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SI9gXzPibQI/AAAAAAAAATo/2-tLbZ-umpM/s1600-h/41304660.gif"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SI9gXzPibQI/AAAAAAAAATo/2-tLbZ-umpM/s320/41304660.gif" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5228503654409071874" /></a><br /><a href="http://www.latimes.com/business/la-fi-homes30-2008jul30,0,6702924.story">ロサンゼレスタイムズ</a>を見たら、ロサンゼレスの不動産市場が今回のサブプライム問題で大きな後退していることが報道されている。The Standard & Poors/Case-Shillerの不動産価格指数によると全米トップの都市の指数落下は平均して15.8%(5月の対前年同月指数比較)、ロサンゼレス市が何と24.5%の落ち込みだと言う。もちろん、不動産の価値を決める三大要件はロケーション、ロケーション、ロケーションと言われるので、ロサンゼレスの好ましいところは引き続き高い値段で不動産が売られていると思うが、それにしてもこれまでの急激な価格高騰を受けて大きな打撃を受けていることは間違いない。特に、この記事でクローズアップされているのは、全米のトップ20都市だが、投機的に伸びすぎてしまったところが打撃を受けていることを示しているので、需要と供給の正直な反応と言うべきだろう。<br /><br />ボールダーはトップ20都市のような大都会ではないので、指数の中にはデーターが入ってこない。<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SI9glvSH2hI/AAAAAAAAATw/PG_k1lVKHmU/s1600-h/Truliachart.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SI9glvSH2hI/AAAAAAAAATw/PG_k1lVKHmU/s320/Truliachart.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5228503893864339986" /></a>しかし、気になるところなので、全米の不動産売価情報を出している<a href="http://www.trulia.com/real_estate/Boulder-Colorado/">Trulia.com</a>を少し調べてみたら、趨勢としては、直近月では少し落ち込んでいるようだが、全体の流れでは、堅調に推移していることがチャートをご覧いただくとご理解いただけよう。<br /><br />このことの示すところは、ボールダーは、極度に建設ラッシュを許してこなかった背景があるように見える。そうして、この街に来たい人たちが引き続き多いと云うことだろう。とかく市の財政を健全化すると云うことで、開発を許すことが多くなると、バランスとしては消化不良を引き起こすと云うことを示しているにしか過ぎない。ライフスタイルとは何なのか、何故そこに住みたいかを考えれば、ブームタウンになることを避けると云うことが重要だと云うことを示しているのかも知れない。<br /><br />私は北ボールダーに比較的余裕のある土地を見つけ、元々農家として建てられた家を、改造して住んでいる。理想にも近いこの家を売りたいとは思わない。この土地に魅せられた人が多いことは、この街の価値を高めてくれている。何だか、ボールダー市のバランス取れた市行政と市民のバランスが素晴らしい。不動産価格の乱高下をみて、ふと、そんな風に思った。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-60526931655444774222008-07-25T13:10:00.003-07:002008-07-25T13:42:17.512-07:00全米フランチャイズ・レストランが定着しにくいボールダー<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIo6cYjSaWI/AAAAAAAAATA/_XaDGLNN2Eg/s1600-h/Philly.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIo6cYjSaWI/AAAAAAAAATA/_XaDGLNN2Eg/s320/Philly.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5227054576818088290" /></a>先ほぼボールダー・カウンティー・ビジネスリポート紙のウェブニュース配信を見ていたら、2006年にボールダーで開店したテイスト・オブ・フィリーなるフランチャイズレストランがボールダーから撤退したと書いてあった。ボールダーは大学街なので、学生向けの軽食を出すところは多いが、面白いことにこの土地の特性なのか、全米フランチャイズが失敗するケースがとても高い。レストランがさびれているのではなく、繁盛しているところは外で人が待っているようなところも多くある。なぜ、ボールダーで全米のフランチャイズが失敗するのか考えさせられるところだ。テイスト・オブ・フィリーはデンバー発のフランチャイズだが、ウェブサイトに行ってみると、州内の他の個所ではどんどんと開店をしているところのようだ。だから勢いが無いのではなく、ボールダーで受け入れられなかったまでのことかも知れない。<br /><br />ボールダーに似た人口サイズでやはり大学街のミシガン州のアンアーバー市は、健康やライフスタイルで優れた街としても知られているところだが、10万人の街にマックドナルドの拠点が6店舗ある。しかし、ボールダーにはマックドナルドは、2店舗しか無い。しかも、表現は日本的だが街道沿いに当たるような大通りのところにあり、ボールダーで仕事をするか、通過するソト者を市場としている雰囲気がしないでもない。ダウンタウンにもあまり全米フランチャイズは見られない。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIo6kBXeUwI/AAAAAAAAATI/6p6XC8dfK5I/s1600-h/catering_entrees_bt.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIo6kBXeUwI/AAAAAAAAATI/6p6XC8dfK5I/s320/catering_entrees_bt.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5227054708033475330" /></a>ボールダーのパールストリートは、ダウンタウンの中心部だが、ここである全米フランチャイズは、スターバックス、クイズノー(これはコロラド発)くらいで、後はジェン・アンド・ベリー、ハーゲンダッツのアイスクリーム屋くらいだろうか。ボールダーは、アメリカの通常の市場ではない気がする。ここの人の心をつかむために何かプラスアルファーが必要だ。それが何だか、自分でもよく判らない。また、仲間と話をして彼らの意見も取り入れて報告するようにしよう。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-43501567947388036382008-07-24T07:25:00.003-07:002008-07-24T07:34:25.013-07:00生ゴミ回収で悩む動物保護課 (続報)<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIiQ6FM967I/AAAAAAAAASg/8VTgWgBc1QM/s1600-h/BEARDAR_t220.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIiQ6FM967I/AAAAAAAAASg/8VTgWgBc1QM/s320/BEARDAR_t220.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5226586695066839986" /></a>昨日の記事に続き、今朝の<a href="http://www.dailycamera.com/news/2008/jul/23/wildlife-officers-kill-south-boulder-bear/">デイリーカメラ紙</a>によるとボールダー市の野生動物保護課は、熊がコンポスト容器を荒し回っていたと云うことで、射殺したと云う記事が掲載されている。野生動物保護課としては、熊の住宅への出没で、何度か熊を捕獲して自然へ強制移動をしてきたにもかかわらず、舞い戻ってくるので、人家に戻る習性がついてしまったことで射殺することにしたという。<br /><br />この記事に関して、既に多くの市民が投稿をしているが、その殆どが、野生動物保護課を非難するか、選別するゴミの出し方を怠った住民への苦情となっているのがボールダーらしい。自然と接近しているボールダーの環境の中の出来事と言えよう。悲しい結論になったが、コンポストの問題をどのように取り扱うようになるのか、続報として何か書くことがあれば書くようにしたい。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-29787563771299962282008-07-23T09:14:00.007-07:002008-07-23T12:58:35.544-07:00生ゴミ回収で悩む動物保護課<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIeMqBHtUeI/AAAAAAAAASA/YMB_k-WmBi4/s1600-h/gomi.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIeMqBHtUeI/AAAAAAAAASA/YMB_k-WmBi4/s320/gomi.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5226300546069909986" /></a>ボールダーの街は、最近ゴミの収集について大きな方向転換を行なった。その中身は、分別ゴミとして集めていた紙類とプラスチック類などのリサイクルものを別々にではなく、同じゴミ箱で回収することを決めた。そうして、その他にコンポストにできる生ゴミを新たに追加した。私の家では、良い堆肥が欲しいので、自らのコンポストをやっているが、今朝のデイリーカメラ紙を読んでみると、この生ゴミの回収が大きな問題になっているという。つまり、市のワイルドライフ課(市の野生動植物保護課とでも言おうか)が、生ゴミの回収をするのであれば、熊に荒らされないような堅固な入れ物にするべきだと云う注文らしい。<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIeMwtCjgvI/AAAAAAAAASI/D9GbwCRdp24/s1600-h/bear1.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIeMwtCjgvI/AAAAAAAAASI/D9GbwCRdp24/s320/bear1.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5226300660938670834" /></a>当然市のリサイクル課にしてみれば、そんなことをしたらコストが高すぎて回収が難しくなるだろうとあまり嬉しくない。ボールダーがこの問題をどのように解決して行くかが見物だが、すでに、生ゴミの出す時間を前夜でなく、早朝からに制限したりするようにして熊が荒らさないような考えを打ち出している。たぶん、その方向でまとまるものと思うが、もし違っていたら続報することにしよう。ただし、早朝までどこに保存するかと云う問題もあり、ことは厄介だ。<br /><br />ボールダーは、山から熊が下りてくるだけでなく、ときによってはマウンテンライオンが街まで下りてくるようなところだ。だから、ゴミの問題は、国立公園などに近い規制をしないといけない問題もある。我が家では、<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIeM9xJvKeI/AAAAAAAAASY/BLJygY4qMy8/s1600-h/racoon2.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIeM9xJvKeI/AAAAAAAAASY/BLJygY4qMy8/s320/racoon2.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5226300885380835810" /></a>写真のようにアライグマが来てゴミ箱に入ってゴミを漁っているところ写真に撮ることができた。ペットにしたいように可愛いが、でも野生の動物であり、逃げられるようにゴミ箱を横倒しにして逃がしてやった。また、ゴミではないが、野鼠などを狙ってコヨーテなど家にきたりしている。もちろん、家のそばにはプレーリードッグなども生息しており、やはりボールダーは自然との接点が大きいと言わざるを得ない。鹿やキツネも多く出るので、自然動物園の中にいるような錯覚するときもある。<br /><br />ゴミの問題から、ボールダーのゴミリサイクルと野生動物の保護の課題にぶつかった。自然を保護するのにも、多くの課題があり、簡単に処理できないところがボールダーの街の良いところだ。何事にも、バランスをとって行くその姿勢に、これまではじれったかったが、最近大きな共鳴をするようになってきた。<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIeM4ZpsrmI/AAAAAAAAASQ/exfiNBSVRoA/s1600-h/coyote2.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIeM4ZpsrmI/AAAAAAAAASQ/exfiNBSVRoA/s320/coyote2.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5226300793173093986" /></a>Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-60459562426890149352008-07-21T14:29:00.008-07:002008-07-22T07:17:25.301-07:00ホールフーズで販売されるボールダーのおもちゃ<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIXrYwLIEaI/AAAAAAAAARY/LQynA0un4Sw/s1600-h/imageDragon.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIXrYwLIEaI/AAAAAAAAARY/LQynA0un4Sw/s320/imageDragon.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5225841753114284450" /></a>昨年末のクリスマス商戦で、中国製のおもちゃの多くに含鉛塗料が使われていると云うことで大騒ぎになったことを覚えている読者は多いのではないだろうか。アメリカの大手の玩具メーカーが、中国で委託生産をしていたものを、リテーラーから引き上げせざるを得なく、クリスマス商戦で大きな痛手を被った話だ。子供向けの玩具に含鉛塗料を使うのはまったくもって非常識だが、中国だけの責任でなく、メーカーの品質管理を怠った利益追求だけの発想にも大きな問題があったものだと思う。<br /><br />このような騒動があったおかげで、本来おもちゃとはどうあるべきか、商業主義に陥っているおもちゃの生産販売などについても検証されるようになったのは言うまでもない。子供の知的な発育とともに、どのようなおもちゃが健全なイマジネーションの発育などに役に立つのか、健全なおもちゃが見直されたのは言うまでもない。その中で、脚光を浴びることになったのは、ボールダーの自然玩具を作っている<a href="http://www.imagiplay.com/">ImagiPLAY社</a>だ。この会社を創業をしたのはBarbara Aimesさんだ。彼女は日米で音楽や言語を勉強した知日派の人だ。自然をこよなく愛するエイムズさんは、子供たちにこの自然の尊さを理解させ、子供たちが自然との接点を設けるようにとの努力を重ねてきた。自然玩具の構想もその中で生まれたもの。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIXrMjxz6nI/AAAAAAAAARI/FrdiqPN5dDg/s1600-h/ImageSports-car.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIXrMjxz6nI/AAAAAAAAARI/FrdiqPN5dDg/s320/ImageSports-car.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5225841543628450418" /></a>ImagiPLAYのおもちゃは、子供に対して安全なだけでなく、地球にとってもやさしいおもちゃなのだ。子供に数やアルファベットを覚えさせたり、世界の動物などを理解させる道具にもなっている。同社の基本方針は環境にとって良いやり方でどのようにおもちゃを作るかと云うことが大きな課題でもある。そのために使う原材料は、ゴムの木だ。ゴムの木は25−30年にわたって天然ゴムの原料なるものを作り出すが、天然ゴムの抽出の寿命が終わると、新しい木と植え替えられる。その廃木を利用して、トゲも無い良材で、おもちゃを作ると云う訳だ。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIXrSQAVB9I/AAAAAAAAARQ/v2g3nPat8vA/s1600-h/imageSanta.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIXrSQAVB9I/AAAAAAAAARQ/v2g3nPat8vA/s320/imageSanta.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5225841641399846866" /></a>このImagiPLAYのおもちゃがナチュラルスーパーの最大手のホールフーズに注目され、今年の秋から、全米のホールフーズでおもちゃを取り扱う拠点で販売されることが決まった。ホールフーズが、玩具を採用する際は、通常は各リージョンごとの購買責任者の判断で決められると云うことだが、このImagiPLAYだけは本体が購買を決めると云う珍しいものとなった。ホールフーズとImagiPLAY社が、地球環境を守ろうとする姿勢、価値観が同じと云うのがその大きな理由のようだ。<br /><br />中国の含鉛塗料おもちゃの問題が発生するまでは、ImagiPLAY社は目立たない会社だった。しかし、子供や環境へのリスクが表面沙汰になると、突然とImagiPLAY社などが脚光を浴びることになった。廃木を利用して、発展途上国で職を与えているこのビジネスは、きっと子供たちに新たな環境への強い絆を作り上げていくことだろう。ボールダーの会社がこのような面でも活躍をしているのは明るい話題だ。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-40891491159709407322008-07-21T12:29:00.005-07:002008-07-21T12:58:18.596-07:00ボールダーらしい幼児の社交場<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SITo--SDYgI/AAAAAAAAAQw/ENCHaE8Ow_Q/s1600-h/Final-Logo+500pt.gif"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SITo--SDYgI/AAAAAAAAAQw/ENCHaE8Ow_Q/s320/Final-Logo+500pt.gif" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5225557636224868866" /></a>小さな子供のいる両親にとって、外食するのは勇気のいることだ。これまでのチョイスは、マックドナルドなどのようにプレイグランドを併設しているところへ行くのが常だったのかも知れない。マックドナルドだと、安心して子供が遊びに熱中して、汚しても、散らかしても、わめいても、子供を受け入れるスペースを作り上げて、やっていたからだ。我々夫婦も、子供が小さかった頃は、ずいぶんとマックドナルドにお世話になったものだ。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SITp2ioEMhI/AAAAAAAAAQ4/WiesEaJlZxI/s1600-h/train.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SITp2ioEMhI/AAAAAAAAAQ4/WiesEaJlZxI/s320/train.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5225558590873678354" /></a>しかし、健食の時代になると、マクドナルドへ行くのも控えたくなる親たちも多いに違いない。より健康的な食事ができるところで、子供が遊びまくれるところなどがあれば、親としてもこれに越したことはない。最近、北ボールダーにこのような趣旨で子供と親が喜んで行けるようなレストラン、遊び施設ができた。その名前も、<a href="http://www.playgroundscafe.com/">プレイ・グランド・カフェー</a>だ。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SITp8uTXAgI/AAAAAAAAARA/ICXvVBTh5RQ/s1600-h/aerial2.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SITp8uTXAgI/AAAAAAAAARA/ICXvVBTh5RQ/s320/aerial2.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5225558697087271426" /></a>写真で見るように、いたって簡単な作りだが、子供が散らかしても汚くしても、問題なく対応をしてくれるところがミソだ。しかも、そこで提供されるコーヒーや軽食に至っては、ボールダーならではの健食や、フェアトレード、オーガニックなどを揃えたもの。日本の郊外にもこのような施設がでできたら、きっと多くの母親たちが集まり始めることだろう。<br /><br />面白いのは、料金体系として、子供が一人くる時の日割りの値段、兄弟姉妹がいる時の割引値段もあるが、月額性で相対的に割り引いた料金体系もある。親の眼が届く範囲で子供を遊ばせ、親は優雅にオーガニック軽食を食べたりする。精神衛生上とても身体に良さそうだ。しかも、ここでは今年の9月からアミーゴス・インターナショナルとタイアップをしてスペイン語の幼児クラスも提供する予定だと言う。また、パーティーなどの会場レンタルなどもあり、ロハス的な親子連れのカフェーだ。<br /><br />もちろんビジネスモデルとして面白いのは、特定市場セグメントの両親が集約されているので、それらと関連するビジネスとの連携、タイアップも多く行なわれているところだ。外食はしたいが、子供がいるために肩身の狭い想いをしたくない人たちを狙った市場モデルは、プロモーションさえしっかりしていれば成功をするだろう。ボールダーらしい、ひとヒネリを入れた商売が面白い。組み合わせを変えれば、多くのことができそうだ。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-29032274916158552282008-07-20T13:24:00.004-07:002008-07-20T19:44:48.387-07:00売り上げが急増するファーマーズ・マーケット<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIP3kRX5xtI/AAAAAAAAAPo/wNhcp2BDIJ0/s1600-h/29c.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIP3kRX5xtI/AAAAAAAAAPo/wNhcp2BDIJ0/s320/29c.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5225292195190916818" /></a><br />ロハスを語るとき、あるいはボールダーの特性を語るときに、ファーマーズマーケットを抜きにして語ることは難しい。それだけ当地の生活風土と一体になっているのだ。しかも、ファーマーズマーケットと云う社会運動に近いモノ自体がアメリカで急激に成長している運動だ。<br /><br />では、ファーマーズマーケットそのものについて定義をしてみよう。ファーマーズマーケット運動が目指すところは、小さな農家を保存する運動だと言うことだろう。そうして、単一栽培の量産に行き易い大手に比べると、小さな農家は自分の都合に合わせて、いろいろな農産物を生産することから、生物多様性を維持すると云うことも大きな目標にもつながる。なぜ、そうするかと云うと、小さな農家は大規模農法をやっているところとは競争をしても勝ち目がなく、作るものに変化を持たせるし、オーガニックであるが故に多様性が一番害虫からの保全にもなるからだという。スーパーなどに卸しても、利益はほとんどなく、生活が成り立たないと云うのが小さな農家の減少につながっていた。農家の人々が直接最終消費者に農産物を売ることができれば、もっと利益率を高めることができ、自活できるようになるのだ。小さな農家は、もちろん、環境意識が高い人がやって苦労して農作業をしている訳だから、土壌や水質環境については、大規模農法のところよりは関心が高く、地球環境や動物の生存環境にも良くなることもある。<br /><br />アメリカやカナダでは、より健食に対する関心の高まりから、生産者の顔が見えるようにしたい、生鮮で旬なモノを食べたい、地場の農業を保存したい、あるいはフードマイルを減らしたいなどのロハス的な関心からファーマーズマーケットの人気は高まってきている。近場にサステイナブルな農業を持つことの重要性は大いに意識的に高まっていると言えるだろう。その結果、1994年に1755個所開催されていたファーマーズマーケットは2006年には4385カ所に増大しているという。しかもその数は、加速度的に増え始めている。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIP30IKiGlI/AAAAAAAAAP4/NLyZqBxM1mQ/s1600-h/29a.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIP30IKiGlI/AAAAAAAAAP4/NLyZqBxM1mQ/s320/29a.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5225292467596827218" /></a>ボールダーでもクリーク沿いの週二回(土曜日と水曜日)開催されるファーマーズマーケットの他に、今年から29番街モール内にも毎週マーケットが開催されるようになった。もちろん、参加者にとっては、休息の日を、さらにマーケットで働き続けるので大変なことだと思うが、市場が生鮮などの場を求め始めていることは、無視できない。今日は、その29番街モールの写真のいくつかご披露しよう。<br /><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIP3uGVvSGI/AAAAAAAAAPw/VWLWQrbvLAQ/s1600-h/29b.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIP3uGVvSGI/AAAAAAAAAPw/VWLWQrbvLAQ/s320/29b.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5225292364027742306" /></a>ファーマーズマーケットは、産直とは言え、中間業者がなくとも、値段は巨大スーパーに比べると高いのは事実だ。でも精魂込めて作られた農産物を、もぎ立ての状況で食べられるのは、実にうまい。果物や野菜も食べごろのものを持参してくるので、形状などは一定でないにしても、味は抜群だ。ボールダーの日刊紙の<a href="http://www.dailycamera.com/news/2008/jul/19/sales-spike-at-markets-experts-food-scares-up/">デイリーカメラ</a>も、最近の売り上げ増については、好意的に報道をしてくれている。当地のようにナチュラルスーパーが多いところで、共存できる商売が成り立つことは、消費者にとってもこの上なく幸運なことだ。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-51843965584909094022008-07-18T15:51:00.008-07:002008-07-18T16:58:39.085-07:00ベトナム・メモリアルで考えたこと<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIEtwQVOklI/AAAAAAAAAPY/gvAlSQcNK8M/s1600-h/Vet2.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIEtwQVOklI/AAAAAAAAAPY/gvAlSQcNK8M/s320/Vet2.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5224507349767459410" /></a>戦争は、勝者にとっても敗者にとっても、苦痛の積み上げであることが多い。しかも、アメリカにとってはベトナム戦争参入は、現在においてもその是非が問われる戦争の一つだろう。5万8000名以上のアメリカ人将兵がベトナムを中心とした東南アジア戦線で散ったことは、アメリカ人の心の中でも大きな傷跡になっている。特に現在でもイラクやアフガニスタンで戦闘が続けられており、毎日アメリカ人の戦死者の数がメディアで発表されるので、心痛めているアメリカ人が多いに違いない。<br /><br />日本は戦争を知らない世代が大多数になっているが、アメリカは、第二次大戦後以降でも、朝鮮動乱、ベトナム戦争、第一次イラク戦争、第二次イラク戦争、そうしてアフガニスタンなどで戦闘に携わっている事例が非連続的であるが長く続いている。その間に、アメリカ経済は疲弊をし、多くのアメリカ人は強い愛国心を持ちつつも、ヒーリングを求めるような心境になっているようだ。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIEtqXQRlhI/AAAAAAAAAPQ/is7QxRZBmas/s1600-h/Vet1.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIEtqXQRlhI/AAAAAAAAAPQ/is7QxRZBmas/s320/Vet1.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5224507248546518546" /></a>首都ワシントンにはベトナム・ベテランズ・ウォール・メモリアルという戦争記念碑がある。よく日本のニュースでも映像が映し出されることもあるので知っている人も多いだろう。壁面に、戦死もしくは戦闘で不明になった全てのアメリカ人将兵の名前が刻み込まれた記念碑だ。ボールダーに昨日から持ち込まれたのは、そのコピーものだが、実物の4分の3の大きさだと言うが、刻まれた名前を見ていくと人の命は、はかないものだと考えさせられてしまう。<br /><br />ボールダーは、ベトナム戦争当時は、リベラルの牙城として、多くの知識人が反戦を唱えたりしたところのようだ。そうして、反体制派の人々が集積するようになった時でもある。ヒッピーの流入が多くなったのもその頃で、西のバークレー、ロッキーのボールダーのような状況だったらしい。その当時の反体制派の人々の中に、軍産学協同に共鳴できずに、より地球的な精神規模でものごとを見ていこうとする人がここに寄り集まってきた。その中で、現在の多くのナチュラル産業の大物が出ているのは何か歴史の因縁とは言え、不可思議な感じがする。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIEt27EQbVI/AAAAAAAAAPg/R_vXRYkUryM/s1600-h/Vet3.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SIEt27EQbVI/AAAAAAAAAPg/R_vXRYkUryM/s320/Vet3.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5224507464318217554" /></a>ベトナムから撤退させられるような戦争で、痛手を受けたアメリカは全ての戦死者の名前を壁に刻み込み追悼し、弔いとした。5万人以上の若者が散ったレプリカの壁の前で、ボールダーの現在の繁栄を感じつつ、黙祷を捧げた。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-83077872201289438742008-07-15T10:27:00.003-07:002008-07-15T11:37:34.339-07:00ストーリー・タイム・ヨガの小さなブーム<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SHze3QFnxlI/AAAAAAAAANw/G_UQOHcD-jA/s1600-h/index_topbanner_08.gif"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SHze3QFnxlI/AAAAAAAAANw/G_UQOHcD-jA/s320/index_topbanner_08.gif" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5223294708635649618" /></a>アメリカにおいてヨガは大きなブームになっているのは大方知られていることだ。ヨガを通じてアメリカ人は、単に身体的な健康だけに限らず、より深い意味での精神的な安らぎも得ていると言える。ペースの速い現代社会は、必要以上に人々の心の負担を高め、心の問題が発端になり、全体的に不健康になる人も多い。不健康になってから実行するよりも、より防衛的な意味で、また健康な時に積極的にヨガを取り入れる方が、身になることは間違いない。<br /><br />一部のところではヨガが、社会のプレッシャーからの逃避のためのツールとなり、それも行き過ぎたヨガ信仰になってしまうが、その例外を除いてはヨガは、アメリカ社会でもかなりの速度で受け入れられ始めている。これまでは、60年代の反社会的な若者文化から発掘されたヨガと言えるが、現在のアメリカでは、フィットネス的な側面も多く出てきており、本来のヨガ精神からほど遠いものになっているかも知れない。日本の武道、空手や合気道なども、いつの間にか、アメリカの市場に沿ったものも出てきており、本流を行くものとしては不満が多いことだろうが、それも、アメリカのニーズだと考えれば、致し方のない面もあるのだろう。<br /><br />今日紹介するのは、子供向けの<a href="http://www.storytimeyoga.com/">ストーリー・タイム・ヨガ教室</a>の小さなブームのことだ。シドニー・ソリスさんが始めたこのヨガ教室は、ボールダーの街の小さなヨガ教室と云う世界から、全米のヨガ事業の一つとして伸び始めている。<br /><br />ストーリー・タイム・ヨガの歴史は浅い。始まったのは2004年のことだ。このメソッドが目指すことは、子供たちに夢ある物語を聴かせ、身体的、精神的な健康的な生活のやり方をいろいろなポーズで教えて行くというものだ。その間に英語やスペイン語なども教えている仕組みだ。しかも、その物語と云うのが、世界中の知恵者の物語であり、子供たちに世界各地の伝統や考えを含んで行くものらしい。参加したことがないので、何とも言えないが、当地のマスコミの報道などによるとかなり全米的に受け入れられているらしい。<br /><br />ソリスさんは、8月号のYoga Journal誌にも紹介されているだけでなく、彼女が著した"Storytime Yoga: Teaching Yoga to Children Through Story"がアマゾンドットコムのヨガ本の中でトップ15位になっていると云う。子供向けだけでなく、全体のヨガ本だからすごいと言える。彼女の最新作"The Treasure in Your Heart: Yoga and Stories for Peaceful Children”が4月に出版されたばかりだ。ソリスさんによると、子供たちが6才までに想像豊かに育たないと、その後そのような発想は持ちにくくなると云う。確かにそうだろう。子供の頃の教育は大事なのはよく判る気がする。<br /><br />ソリスさんは、広い知識と哲学的な背景を持っていたお父さんから多くのことを学び取ったらしい。世界の宗教とか、伝説とか、ヨガなどである。12才で黙想を始めたらしい。当て逃げをされた1993年からヨガを始めたが、5年ほど前にご主人が亡くなってから、好きなヨガとストーリー語り部を始めることにした。<br /><br />ソリスさんはまた、ウェブを通じてストーリー・タイム・ヨガの指導を行なっている。既に海外の人も含め、100人の人が指導を受け資格を取った。この、講座のコストは比較的に低く、ボールダーとの接点も増えるので、より多くの方が参加されるようにもなるだろう。ボールダー発のニュースは多い。何人かいる日本人のブロガーにとって、この街のニュースを伝える喜びは大きい。人にとって何かプラスのヒントになればと思う。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-13256701873767906152008-07-14T09:18:00.004-07:002008-07-14T09:50:58.776-07:00ボールダー地域のトップ企業<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SHt8qeAttxI/AAAAAAAAAM4/Eo-EqaFCLtc/s1600-h/FI.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SHt8qeAttxI/AAAAAAAAAM4/Eo-EqaFCLtc/s320/FI.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5222905261918631698" /></a>ボールダーと云う街は、不可思議なところだ。アメリカ人の中では、生活しやすいところとしてとても評判が高いところだが、ライフスタイルに眼が行き易く、どうしてもアウトドアやナチュラルビジネスに眼が向いてしまいがちだ。日本では高地訓練の街として位置づけられる訳だが、どのような企業がここに拠点を構えているかと云うとあまり知られていない気がする。<br /><br />何だかナチュラル派の企業が多い気もするが、よく見てみると、このようなライフスタイルがあるからこそ、多くの「余裕ある」企業がこぞってボールダーに来たいという面も無視できない。石油大手のコノコ・フィリップス社が7000名に達する、新エネルギー、代替エネルギーのクリーン研究を当地で行うようにすると云うのも、何か「引き」があるからだと云える。ボールダーの地価は全米の中においても比較的高く、企業が当地に投資しようというのには、ボールダーで人材を募集すれば、全米から有能な人が集め易いと云うことに尽きる感じがする。当地の高学歴者の集中度は高く、ハイテク産業にとって、都合が良いことになる。<br /><br />地元日刊紙、Daily Cameraの本日付けの記事を見ると、ボールダーカウンティー(つまり、ボールダー市を含めて回りの市を入れたものと)、ブルームフィールドカウンティーのトップ50企業のリストが掲出された。この、リストを見るとボールダーの街の周辺にどのような企業群があるか面白い。企業リストの出し方としては、正規雇用の数でのリストであるが、大学や政府系研究所などは含まれていないので、多少偏った見方になると思うが、市の特性を見るのであれば十分だろう。ここでは、トップ10に限るようにするが、関心のある人はタイトルのところにリンクをつけたので、ご覧いただきたい。<br /><br />1. IBM<br />2. Ball Corp.<br />3. Sun Microsystem<br />4. Level 3 Communications<br />5. Covidien<br />6. Seagate Technology<br />7. Wal-Mart Stores<br />8. Safeway Inc.<br />9. Hunter Douglas Windows Fashion Division<br />10. Amgen<br /><br />恐らく大方の予想と違って、当地におけるトップ10の企業の内、7社がハイテクや製薬関係だと想像できた人は少ないと思う。7位のウォールマートはボールダー市内へ入り込みたいと考えてきたようだが、これまでボールダーの市当局は巨大モールの参入をガンとはねつけてきた経緯がある。スーパーのSafewayに関しても、北ボールダーの拠点はライフスタイルストアとして、Safeway社にとってモデル店になっているところだ。ただのSafewayではないのだ。<br /><br />民間の雇用主の大きいところに混じって、公的部門や大学のものを入れると、ボールダーがいかにハイテク関連が多いのかが浮き彫りされてくる。知的な職業とライフスタイルがきちんと連動をしている姿と言えるだろう。日本の地方の過疎化が問題になっているが、東京一極集中を打ち破るのには、税制や金銭面で誘致をするのでなく、より多くのファクターがあることを示している気がする。日本では封建時代の象徴だった藩が、廃藩置県により少し行政面で広いところを見れるようになったが、道州制を導入して、複数の県や市町村が手を合わせて、地方の時代の活性化事業を打ち出すことも考えられるかも知れない。話は少し本題から逸れたが、東京一極集中の時代は日本にとっても良くない気がしてならない。今日のトップ50社の記事を読んで感じたところだ、、、Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-91220272496809965752008-07-11T07:58:00.005-07:002008-07-11T08:49:37.676-07:00ボールダーの住宅事情アメリカ経済は、現在サブプライムなどの問題により、大きな問題に直面している。住宅は、その中でも、すそ野の広い建設業界を抱える問題となるので、その経済的インパクトは大きく懸念されるところだ。ボールダーにおいても、ある程度の影響が出ているのだが、全米全体の危機度と比較するとあまりそれが感じられないのは何故なのだろうかと思う人も多いと思う。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SHd3EUgk7WI/AAAAAAAAAMo/tNuWiFrZh9E/s1600-h/housing.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SHd3EUgk7WI/AAAAAAAAAMo/tNuWiFrZh9E/s320/housing.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5221773209067908450" /></a>私は当地ウェールスファーゴの招待で5月にコロラド大学で開催された大きな経済会議に出席した。その時のプレゼンテーションの一つにボールダーの住宅事情を説明しているものがあった。その際の問題指摘は、当地の住宅の値段が上がりすぎているために、基礎サービス産業に従事している人たちが、コスト高のためにボールダーに住めないと云うものだった。ボールダーは、成長抑制策をとっていることから、新規住宅着工の許可件数はあまり発行されていないので、供給過多にならない体質が染み付いているのだ。なので、全米で不動産の価値が値崩れをしている時に、ボールダーは横ばい程度の「苦戦」を強いられていると言える。いや、場合によっては、やはり良い環境のところは値段が上がっていると言えなくもない。特に最近発売がはじまったペロトン集合住宅は、高級マンション並みの値段がつき始めている。トップのチャートを見てもらっても判るように、ボールダー市、回りの市も含むボールダーカウンティー、そうして全国の住宅価格の推移を見て行くとボールダー市がいかに突出しているか理解できよう。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SHd8i761mtI/AAAAAAAAAMw/Xo6k2Ni-teQ/s1600-h/top-map-l.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SHd8i761mtI/AAAAAAAAAMw/Xo6k2Ni-teQ/s320/top-map-l.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5221779232601250514" /></a>需要が供給を大きく上回る訳だが、それは何としてもライフスタイルでボールダーの価値が認められているからに他ならない。ボールダーの本日付けデイリーカメラ日刊紙に書かれているところによると<br />アメリカの住宅関連の雑誌二誌にボールダーの街のネイバーフッド(地区とでも訳そう)が優秀と云うことで選ばれている。記事リンクについてはタイトルと連動をしているので原文を見ていただいても良い。<br /><br />一つは市の中心部で、歴史的建造物を中心としたMapleton Hill地区だ。それから、もう一つは、街の北部の新規住宅開発され、低所得者層用の住宅を含んだHoliday地区だ。全く違う視点をもつThis Old House誌とCottage Living誌がボールダーを選んでいるのは面白い。<br /><br />歴史的建造物の多いMapleton Hillは、いかに歴史を大事にしつつも、よりエネルギー効率良いものに仕立て上げているかについても述べられている。もちろん、アメリカ人の中には、お国の歴史が浅いことから、歴史的な建造物を求める傾向がある。古い外観を保ちつつ、中は、現代的に改築したりして別に古屋に住んでいるのでなく、贅沢なライフスタイルだったりすることが多い。<br /><br />Holiday地区は、日本の集合住宅のようなイメージもあるが、それでも遊歩道トレイルをふんだんに織り交ぜたり、商業施設の上手なレイアウトを含めてコミュニティの場を設けたりするなど、未来的な都市設計を意識したものなのだろうと想定している。<br /><br />ボールダーは、アスペン、ヴェイル、スティームボート、ブレッケンリッジなどのようなコロラドの有名保養地に比べてバケーションホームは少ない。ここは、生活をするために憩いの場にしている人が多いのだ。だからこそ、ライフスタイルとしての価値ある街と選ばれてくるのだろう。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-47548657285021981642008-07-04T09:37:00.004-07:002008-07-04T10:54:14.244-07:00ボールダー経済変革の兆し<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SG5iqsUKv9I/AAAAAAAAALs/KLMSn6rJDF0/s1600-h/070131_energyconsumption.gif"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://1.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SG5iqsUKv9I/AAAAAAAAALs/KLMSn6rJDF0/s320/070131_energyconsumption.gif" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5219217503758761938" /></a><br /><br />月刊ソトコトで「ボールダー通信」を連載し始めて、ボールダーを身近に観察することを業とするようになった。人々に会い、いろいろなできごとを見詰めながら、なぜボールダーでこのようなできごとが起こっているのかいつも深く考えるようにしている。そうすると、ボールダーは、表面では捉え難い強いマグネットのような磁力を持って人々を引きつけていることが判る。そうしてボールダーという街は、いつの間にか、嗅覚が優れているのか、時代のかなり先端的な波動をキャッチするがごとく、変貌を遂げている気がしてならない。決して方向転換ではなく、蝶のように毛虫のような形体から蝶へと脱皮していくメタモルフォシスのプロセスを彷彿させる。<br /><br />ボールダー個別事例の詳しいことについては、月刊ソトコトの記事を見ていただければ判るようにしたいが、ボールダーの多面性のキャラクターの上に新たに代替エネルギー研究の聖地が付け加えられようとしている。実際は、スペースの問題もあり、ボールダーの街というよりは、ボールダーカウンティのルイスビル市が対象となるのだが、ボールダーのコロラド大学も一部に参画するので、ボールダーと称しても構わないだろうと思う。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SG5iaCie9xI/AAAAAAAAALk/uSRytvzNaU4/s1600-h/images.jpeg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/SG5iaCie9xI/AAAAAAAAALk/uSRytvzNaU4/s320/images.jpeg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5219217217666610962" /></a><br /><br />今年の春に、石油企業大手のコノコ・フィリップス社がボールダーカウンティーに元ストレージテック社(サンマイクロシステムズ社に吸収合併された)のルイスビルキャンパス(432エーカー)の巨大な用地を利用して、次世代の代替エネルギーの研究開発・トレーニングセンターを設けると発表した。石油資源がピークを迎えるだろうと云う予測を下に、コノコ・フィリップス社の未来の柱になる代替エネルギーのセンターをこの地に設けようと言うことだ。しかも、その規模が大きく、研究開発に携わる要員は7000名になると云う。現在の民間の最大の雇用主がIBMの約4000名強ということなので、倍弱のスタッフを擁することになる。<br /><br />ドイツの巨大コングロマリットのシーメンズ社もボールダーに研究施設を設けるようになることを発表したばかりであり、ボールダーのニューエネルギー研究開発の層は厚くなるのは必定だ。特に大学との連携を発表するなど、産学協同での活動が行われるようになるからだ。今月号のソトコトには、当地の電力ガスのXcel社が、ボールダーを世界で初めて市全体をスマートグリッドで覆うことを発表したばかりでもあり、市のインフラは、双方向の発電・利用ができるインテリグリッドの時代にも突入しているからだ。<br /><br />このビバボールダー・ロハスは、しばらくお休みさせていただいていた。頻度は少ないかも知れないが、再度立ち上げるようにしたい。ご希望のテーマがあれば、いつでもメールをいただきたい。では、これから友人宅のBBQに出かけていく。今日はアメリカの独立記念日の休日だ。経済的に苦労しているアメリカの脱却の糸口が何かボールダーから出てきそうな気がする。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-81405947831839303392007-02-01T08:20:00.000-07:002007-02-01T08:57:37.459-07:00ロルフィングに魅せられて<a href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RcIN6ELPIlI/AAAAAAAAAEY/E_ZcE7fUQY8/s1600-h/img_jon.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RcIN6ELPIlI/AAAAAAAAAEY/E_ZcE7fUQY8/s320/img_jon.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5026595425303339602" /></a><br /><br /><br />ボールダーへ移り住んで10年近くになるが、自己健康管理に目覚めるきっかけは多くあった。そのうちの一つは何と言ってもロルフィングだ。前職は大企業のエグゼキュティブだった訳だが、ストレスが多く身体はボロボロに近いものだった。ボールダーへ移り住んだすぐ後も、それが解凍されないまま、身体の調子がどうしてもバランスとれておらず、苦労した。ある日、ボールダーのロルフィングの話を人に聞き、ディープ・ティシューマッサージで身体の調整を行うことで心を決めて出かけた。部分的な治療だけでなく、自分としては、10コース全般の治療を一年間にわたり受けて、健康状況はすこぶる調子が良くなった。ストレスから来ていた体調の悪さが、ロルフィングで快適になったのには驚いたが、自己健康管理の重要性をそのときから感じ始めた。ボールダー発の健康法として、ロルフィングは今後大いに注目し続けたいものだ。<br /><br />ロルフィングが何かについてここで述べるつもりはないが、創始者のIda Rolf女史がボールダーで始めた素晴らしい健康法だと云うことだけ述べておこう。そうして彼女の哲学の核となるものは、「身体が健全に機能し始めると、重力のフローが解き放される。そうして身体は、自然治癒を始める。これはロルフィングの真髄だ」と云う言葉に集約されている。ロルフィングに関しては昨年の月刊「ソトコト」6月号に掲出したのでご覧頂きたい。<br /><br />さて、このようなすばらしいロルフィングを学ぶ日本人が徐々にではあるが、増えてきているのは嬉しい。一昨日は、日本の永井さんと云う方からメールを頂戴し、今年の3月からロルフィングのUnit 3の講座を受けるためにボールダーに来られると云う。このステップでは実際にクライアントに来てもらい、資格のある先生の指導の下で、研修訓練をするのだと云う。まだ、学生がロルフィング治療をするので、不安な方も居ようが、先生がそばにいて指導をする訳だから、安心と云うものだ。しかも、本来は時間当りの治療が80−120ドル位するものを、先生の指導の下で行う治療でありながら25ドルで済むのだと云う。永井さんは、英語があまり出来ないために、出来たら日本語が出来るクライエントを探されているのだ。永井さんからのコメントを下記の通り掲出するので、ご関心ある方はどんどん応募して欲しい。身体がリフレッシュすること請け合いだ。<br /><br />永井さんのコメント:<br /><br />メール:flywinniepooh@yahoo.co.jp<br />HP:http://goboulder.blog7.fc2.com/<br />※現在は、日本在住のため電話はありません。<br /><br />募集しているのは、ロルフィング未経験の方2名です。<br />1人はロルフィング10セッションとMovement3セッションを受けていただける方(下記①)、もう一人は、ロルフィング10セッションを受けていただける方(下記②)です。<br /><br />セッションの日程は下記の通りですが、お越しいただく時間が、どうなるかは、現時点では未定です。<br /><br />また、クラスのモデルクライアントということで、教室内で生徒・講師の前を上下セパレートの水着もしくは下着で歩いていただくことになるかと思います。ただ、クラス内の雰囲気は、そのような服装で歩くことに気まずさを感じさせない程、真剣なものですので、ご心配なさらないでください。<br /><br />①Rolfing 10セッション+3Movementセッション(全13セッション)<br />3月13日~4月24日までの<br />毎週火曜・木曜(14:00~、もしくは16:00~※)<br />料金合計$325<br /><br />②Rolfing 10セッション(全10セッション)<br />3月14日~4月16日までの<br />毎週月曜・水曜(16:00~、もしくは18:00~※)<br />料金合計$250<br />※時間は学校側が決定します。<br /><br />以上、よろしくお願いいたします。<br />永井 宏実Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-77486017181436518612007-01-01T15:56:00.000-07:002007-01-01T16:32:22.972-07:00ボールダーの元旦<a href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RZmSANGPi5I/AAAAAAAAADE/ziFVO8l54W8/s1600-h/jeff.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RZmSANGPi5I/AAAAAAAAADE/ziFVO8l54W8/s320/jeff.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5015200192267258770" /></a>今年で13回目を迎えるボールダーの元旦餅つき大会。場所はボールダーダウンタウンのパールストリートでカウンティの裁判所の前だ。主催をしているのは地元のお寿司屋さんで当地に1985年から営業をしている人気店の寿司三昧だ。オーナーの神田さんが、音楽家の喜多郎さんと始めた地域社会還元のために作った催し物。すっかり街のイベントとして定着しており、寿司三昧スタッフ総出で繰り出し、イベントの盛り上げを手伝っている。写真の餅つきは、日本人の美穂さんと結婚しているジェフオールブライトさんの力強いもちつきだ。<br /><br /><br /><a href="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RZmSANGPi6I/AAAAAAAAADM/8nY5WRA0GB0/s1600-h/mochi.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://3.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RZmSANGPi6I/AAAAAAAAADM/8nY5WRA0GB0/s320/mochi.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5015200192267258786" /></a>毎年、これは何かと聞いてくるボールダー住人がいる。神田さんを始め、多くのスタッフが丁寧に餅つきの説明をしている。恒例の行事だけに、多くの寿司三昧のお得意さんたちも来る集まりとなっており、すっかり日本の文化的イベントになってしまった。今日は、神田さんと冗談で、ここにたこ焼きや焼き鳥の屋台もおいて正月をお祝いしたいものですねと話し合ったりした。<br /><br /><br /><a href="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RZmSAdGPi7I/AAAAAAAAADU/hXBCWpGz4R0/s1600-h/taiko.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://4.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RZmSAdGPi7I/AAAAAAAAADU/hXBCWpGz4R0/s320/taiko.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5015200196562226098" /></a>和太鼓については、例年タレント性のあるスタッフが集客に役に立つように太鼓を演奏していたが、今年から「響き」と云う女性和太鼓グループができて毎週週末に和太鼓の稽古をしており、今日はそのお披露目と稽古人募集をしていると聞いた。和太鼓の響きはボールダーの寒い空の中でも遠くまで響き、イベント性をさらに盛り上げていた。<br /><br />デンバーなどでは相対的に多くの日系人の方がいるが、ボールダーには多くの一世の日本人がいると云えそうだ。国際結婚をしているヒトも多く、この人たちが、このイベントに集まってきている。今回は新しい団体としては、ボールダーとデンバーの間に所在するウェストミンスターで日本語教室を開いている「マユミ」さんに子供向けの日本語教室があると説明を受けた。6歳以下の子供を対象にしている教室らしく、日本人の若い家族が増えてきたことを物語っていた。連絡をしたい人は下記にどうぞ:<br />japaneseclass@aol.com または 電話番号 303-585-1225<br /><br />ボールダーのロハス的なライフスタイルが多くの日本人を引きつけているとしたら大歓迎だ。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-40285308893286371252006-12-16T08:59:00.001-07:002006-12-16T09:17:57.184-07:00もっともインテリな街<a href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RYQcIyPgP_I/AAAAAAAAACU/kImxlLvxgsc/s1600-h/about_pict.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RYQcIyPgP_I/AAAAAAAAACU/kImxlLvxgsc/s320/about_pict.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5009159622794166258" /></a><br />ボールダーの街は、高学歴社会だと云うことは良く知られている。とくに連邦政府の研究機関が多く存在すること、コロラド大学が存在すること、また、ここの大きな民間企業の雇用主と云うのはハイテク企業がトップを占めているからである。コロラド大学からは、ノーベル賞受賞者が4人も出ている。しかもその内訳は物理学賞が3人、化学賞が一人と云う訳だ。普通の街とはいえない知的集団の集積地だ。<br /><br />最新号のForbes(12月15日号)Elisabeth Eaves記者がまとめた記事によると、全米の都市200の学歴を調査したリポートによると、25歳以上の学士の比率やその上の修士博士課程卒業の人を含める人口比率では、ボールダーの街がもっとも全米で高学歴な都市と云うこととして発表されている。街の人口の数字は28万人となっていることから、実際ボールダーと云うよりはボールダー郡の数字になっている。ボールダー市に限った数字だったら、この数字はさらに上がっている数字になったかも知れない。<br /><br />今回はあまり詳しい数字の話までいかないが、ボールダーの街が、ハーバードやMITなどが存在するケンブリッジの街を凌駕するなど、知的層が、大学を卒業してもこの豊かなLOHAS生活ができる街に居残ることを証明している。もちろん、他からの頭脳流入もあるのは云うまでもない。まさにボールダーは頭脳の街だと云うことが云えよう。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-24022267580669907592006-12-15T13:11:00.000-07:002006-12-15T13:28:49.500-07:00ボールダーの薬局チェーン(Pharmaca)<a href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RYMB5yK1V5I/AAAAAAAAACI/M8nJZeeZPr4/s1600-h/pharm_pic8.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RYMB5yK1V5I/AAAAAAAAACI/M8nJZeeZPr4/s320/pharm_pic8.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5008849302797506450" /></a>月刊誌「ソトコト」の最新号でボールダーのPharmacaについてリポートをした。そのファーマカは、元気に成長をしている。昨日もボールダーの南のテーブルメサに最新の店舗を開店し、全米で13店舗を持つチェーンとなっている。創設が2000年だから、かなりの勢いで動いていることがわかる。<br /><br />掲載誌を持ってファーマカに立ち寄ったところ、取材をしたペルゾー社長に会ったので少し立ち話をした。新年早々、手狭になっているために新事務所に移る予定なので、今は大変な忙しさのようだ。<br /><br />最新の店舗は当然これまでの店舗の経験を生かして、さらに消費者の求めるものを提供していくことを目標としているが、当然のことながら、これまでの実績の中でもっとも成長性を示した分野を拡張し始めていると云える。まだ、店舗は訪れていないが、薬局なのに対前年比成長率が高い商品は自然化粧品なのだそうで、そのためにスキンケア、パーソナルケア商品のフロアスペースを十分に取って対応をしていると云う。しかも、無味乾燥な薬局のイメージを払拭するためにも、コーヒーで世界的に拠点を作っているスターバックスのインテリアーデザインを手がけたところにファーマカのデザインを依頼しているらしい。そこがベースになり、今後は先行するボールダーの2店舗も改修工事が見込まれていると云う。<br /><br />ファーマカは、独特の戦略でナチュラルビジネス系の薬局チェーンにくさびを打ち込み始めている。まだ、店舗展開は13と限られているが、投資ファンドの資金導入を受けて2008年までには13から35店舗の増強しようとしている。独自のブランド品なども展開し始めており、現在独自ブランドの全売り上げに占める比率は低いが、近い将来は10%を目指しているかなり積極的な成長策をとるものと見られており、楽しみなブランドだ。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-37752180748918991932006-12-05T18:34:00.000-07:002006-12-05T18:54:08.652-07:00巨大な家の環境課税を強化?<a href="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RXYfD9u-cWI/AAAAAAAAAAo/A7dr9LNYelM/s1600-h/538657078.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://2.bp.blogspot.com/_cQONtnrBbpM/RXYfD9u-cWI/AAAAAAAAAAo/A7dr9LNYelM/s320/538657078.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5005222188840546658" /></a>ボールダーがロハスのメッカとして日本でも大きく知られるようになっているが、ボールダーの実態をみると、すべてが環境にやさしいわけではない。確かに市内は発展抑制策が取られていること、あるいは限られたスペースのためにコストがメチャクチャ高く、巨大な家を建てにくい状況にはある。そのために市外でボールダーカウンティに属するところで、土地や建築の制限が少ないところにモンスター建築が行われてきた。<br /><br />ボールダーは全米平均よりもかなり裕福なところであり、当地の主要な産業はハイテクが多いために、他州から移ってきた億万長者は多い。そうなると地元のロハス人間たちとのギャップが生じたりしている。ロハスを標榜するだけでなく実践をしているヒトたちの中には、カネはあっても質素な生活を行い、そのカネをより社会に還元しようとする態度は根強い。あるいは、見せびらかす態度は少ないと云えるだろう。ロサンゼレスのロデオドライブのような心境は無いのだ。<br /><br />現在、ボールダーカウンティは、巨大な家に対して、建てる自由は誰にでもあるが、大きな家のために排出する二酸化炭素や、無駄なエネルギーの使用で、カウンティーが迷惑を被っているとの理屈を取り始めている。課税を強化するか、あるいはよりオープンスペースに土地を寄付させるか、ボールダー郡は聴聞会を開こうとしている。<br /><br />先日ボールダーの超お金持ちにインタビューした。そのヒトは、アメリカンドリームのような大きな家を持つことについてネガティブな見解を持っていることに驚いた。彼にすれば、そのような大きな家は普通に生活するために要らないのではないかと云う。無駄が多く、奢侈に走りすぎていると見ている。そのような議論が起こっていることに、この街に対して大きな誇りを感じる。物質的な富よりも、精神的な豊かさを求める風土を培っていこうとする人々の意見に大賛成だ。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-68778685351671123862006-11-18T06:31:00.000-07:002006-11-18T08:02:18.831-07:00グラノーラでビジネスを始める<a href="http://photos1.blogger.com/x/blogger2/3598/270755602688494/1600/6260/new-logo.gif"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://photos1.blogger.com/x/blogger2/3598/270755602688494/320/581976/new-logo.gif" border="0" alt="" /></a>先週日本に戻ったときに講演をしてボールダーの人の食事について訊かれた。心準備をしていなかったので、即答ができなかった。一昨日にボールダーに戻ってきてからウェブを通じて、各レストランの朝食メニューなどを調べ始めたが、レストランとなると家庭とは違うので、どうしても焼き卵やパンケーキやその他の従来型の朝食になっている。当然家でも食べられるものを、レストランで食べないだろうから、当然のことかもしれない。<br /><br />今後この点についてはもう少しロハスの聖地では人々は何を食べているのか調べていきたいが、一つヒントになっているのは朝刊に出ているフィオナのグラノーラビジネスだろう。ボールダー発のビジネスとして最近では多くの小売店鋪でも売られるようになった模様だ。特にホールフーズなどでも取り扱われるようになったと云うことであり、ここ数年前にできたばかりの事業にしては急速な伸びといえるだろう。<br /><br /><a href="http://photos1.blogger.com/x/blogger2/3598/270755602688494/1600/759695/CIMG1258.jpg"><img style="float:right; margin:0 0 10px 10px;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://photos1.blogger.com/x/blogger2/3598/270755602688494/320/808939/CIMG1258.jpg" border="0" alt="" /></a>朝食については人に訊き歩いていないので、推察に過ぎないが、このようなグラノーラ的な穀類の食事が多い気がする。そう言えば、ほとんどのスーパーではかなりのシリアルなどの売り場面積があり、ホールフーズやワイルドオーツには量り売りが盛んであり、それは消費量に応じた売り場面積と云う感じがしてならない。<br /><br />このように自分で混ぜ合わせればおいしい朝の穀類ブレークファーストができるのに、わざわざ出来上がりのものを買うアメリカ人の消費気質は理解できないところもある。しかし、そのような商品を、大手のスーパーが取り上げてくれると云うのには頭が下がる思いだ。日本の大手スーパーが地元のこのようなグラノーラビジネスを取り上げてくれるだろうか?もちろん、産地としての有名品は取り上げてくれるかもしれないが、シングルマザーが始めたビジネスをこのように真剣に取り上げてくれるアメリカのビジネス気質もロハスの発展に大きく寄与していることは言うまでもない。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-35735081210570908282006-11-01T15:13:00.000-07:002006-11-01T16:52:45.749-07:00ミニオーガニックボールダーのパッケージ<a href="http://photos1.blogger.com/blogger2/3598/270755602688494/1600/logo.gif"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://photos1.blogger.com/blogger2/3598/270755602688494/320/logo.gif" border="0" alt="" /></a>先日当地で開催されたNaturally BoulderのイベントであったArron Mansikaさんはボールダーのミニ実業家だ。一人で会社を営んでいるのだが、彼が選んだビジネスというのは、数多あるボールダーのオーガニック商品をボックスでパッケージにして売るというものだ。彼は、元々東海岸で生まれ、大学院では環境関係を学び、ボールダーに流れ込んできたヒトだ。<br /><br />アメリカではギフトバスケットなるものが多くある。日本でのデパートでの詰め合わせのようなものだ。それをボールダーのオーガニック産品で埋め尽くしてビジネスをやっていこうとしている。彼のビジネスモデルが成功をするかは判らないが、彼の熱意は高く、当地の大手企業に温かく見守られて仕事を始めている。<br /><br />ボールダーの街で、商品コンセプトが生まれ発展していく過程で、このようにニッチ市場を狙っているヒトも多い。どのように生計を立てているのか知るヨシもないが、ナチュラルや有機にこだわる人たちが何層にもわたっている社会だということだろうか。彼のサイトを訪れて、ボールダーにどのような商品があるのかでも見ていただきたい。もし日本の人でこのようなところと意見交換や事業を共同でやりたいヒトが出てくれば喜んで仲立ちをしたい。意見や問い合わせは大歓迎だ。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2218029897224146446.post-28095353153535689702006-10-31T05:59:00.000-07:002006-10-31T06:21:38.565-07:00マラソンのメッカ<a href="http://photos1.blogger.com/blogger2/3598/270755602688494/1600/31boulder.xlarge1.jpg"><img style="float:left; margin:0 10px 10px 0;cursor:pointer; cursor:hand;" src="http://photos1.blogger.com/blogger2/3598/270755602688494/320/31boulder.xlarge1.jpg" border="0" alt="" /></a>ボールダーがマラソンのメッカであるということは今さら何も新しい情報ではない。日本のランニング雑誌やテレビ報道でも大きく取り上げられるからだ。高地訓練に適しているとか、天気がよいからだとか、インフラが整備されているからだと言われるが、私はそれだけでボールダーが、高地訓練のメッカになっているとは思えない。高地は他にも多くあり、別にボールダーでなくとも天気がよいところは多くあるからだ。インフラと言ってもアメリカの中型都市ならば、病院などはきちんと整備されているはずだ。<br /><br />ボールダーがマラソンのメッカになっているのは、そもそもここにそのコミュニティが出来上がっているからだと見たい。コミュニティというのは、生活共同体をしているということではなく、幅広いランニングに関する知恵が蓄積されているところだということだ。ここではスポーツマッサージを始め、多くの整体治療をやっている専門家がいるだけでなく、スポーツ生理学も大学の重要な学科の一つであり、スポーツ専門の病院などもある。また、ランニングシューズなどを始め、ニーズが高いためか、選択肢の幅も広く潤沢な商品取り揃えがあり、ランニングウェアーなども豊富で多彩だ。ランナーが走りやすいために、街中至るところにトレイルが巡らされており、起伏あり、きれいで安全な走行路がある。しかも、アスファルトやコンクリートでない道路を探そうと思えば、ボールダーには舗装されていないところもありランナーが選ぶコース次第でこれも多彩なものになる。<br /><br />街中にかなりレベルの高いアマチュアのランナーが走っていることも受け入れの環境が揃っているといえる。世界中から有名な選手が来て訓練をしていることも励みなるだろう。近くからでなくとも、どのように訓練をしているのか把握できる点も魅力的だろう。街が安全だということも見逃してはならない。オーガニックのように、ここのランナーの層が厚くなってくると、必然的にさらに良い人が集まってくる相乗効果がありそうだ。<br /><br />ニューヨークタイムズの、主要記事としてこのボールダーが取り上げられている。写真も見れるようになっているので、ご覧いただきたい。アメリカの主要紙であるニューヨークタイムズがこのように一つの視点でボールダーを取り上げているのは、よほど大きなポイントだと見ているからだといえよう。Kei Izawahttp://www.blogger.com/profile/15188941264635800451noreply@blogger.com0