11/18/2006

グラノーラでビジネスを始める

先週日本に戻ったときに講演をしてボールダーの人の食事について訊かれた。心準備をしていなかったので、即答ができなかった。一昨日にボールダーに戻ってきてからウェブを通じて、各レストランの朝食メニューなどを調べ始めたが、レストランとなると家庭とは違うので、どうしても焼き卵やパンケーキやその他の従来型の朝食になっている。当然家でも食べられるものを、レストランで食べないだろうから、当然のことかもしれない。

今後この点についてはもう少しロハスの聖地では人々は何を食べているのか調べていきたいが、一つヒントになっているのは朝刊に出ているフィオナのグラノーラビジネスだろう。ボールダー発のビジネスとして最近では多くの小売店鋪でも売られるようになった模様だ。特にホールフーズなどでも取り扱われるようになったと云うことであり、ここ数年前にできたばかりの事業にしては急速な伸びといえるだろう。

朝食については人に訊き歩いていないので、推察に過ぎないが、このようなグラノーラ的な穀類の食事が多い気がする。そう言えば、ほとんどのスーパーではかなりのシリアルなどの売り場面積があり、ホールフーズやワイルドオーツには量り売りが盛んであり、それは消費量に応じた売り場面積と云う感じがしてならない。

このように自分で混ぜ合わせればおいしい朝の穀類ブレークファーストができるのに、わざわざ出来上がりのものを買うアメリカ人の消費気質は理解できないところもある。しかし、そのような商品を、大手のスーパーが取り上げてくれると云うのには頭が下がる思いだ。日本の大手スーパーが地元のこのようなグラノーラビジネスを取り上げてくれるだろうか?もちろん、産地としての有名品は取り上げてくれるかもしれないが、シングルマザーが始めたビジネスをこのように真剣に取り上げてくれるアメリカのビジネス気質もロハスの発展に大きく寄与していることは言うまでもない。

11/01/2006

ミニオーガニックボールダーのパッケージ

先日当地で開催されたNaturally BoulderのイベントであったArron Mansikaさんはボールダーのミニ実業家だ。一人で会社を営んでいるのだが、彼が選んだビジネスというのは、数多あるボールダーのオーガニック商品をボックスでパッケージにして売るというものだ。彼は、元々東海岸で生まれ、大学院では環境関係を学び、ボールダーに流れ込んできたヒトだ。

アメリカではギフトバスケットなるものが多くある。日本でのデパートでの詰め合わせのようなものだ。それをボールダーのオーガニック産品で埋め尽くしてビジネスをやっていこうとしている。彼のビジネスモデルが成功をするかは判らないが、彼の熱意は高く、当地の大手企業に温かく見守られて仕事を始めている。

ボールダーの街で、商品コンセプトが生まれ発展していく過程で、このようにニッチ市場を狙っているヒトも多い。どのように生計を立てているのか知るヨシもないが、ナチュラルや有機にこだわる人たちが何層にもわたっている社会だということだろうか。彼のサイトを訪れて、ボールダーにどのような商品があるのかでも見ていただきたい。もし日本の人でこのようなところと意見交換や事業を共同でやりたいヒトが出てくれば喜んで仲立ちをしたい。意見や問い合わせは大歓迎だ。