8/18/2006

刻々変わるメディアの反応

昨日バングコックで逮捕されたジョン・ベネ殺人容疑者のジョン・カーは、不思議なことにアメリカに移送される前に自白めいたプレス会見を行った。その自白の内容そのものが、話題になっている。事実のギャップがあるからだそうだ。昨日の主席検事の発表でも、ジョン・カーは現在のところあくまで容疑者だとのべ、今後きちんと容疑が立件できるようにまだ多くの作業が残っていると発言をした。こんなところの記述は、既に通信社のニュースで世界中に広まっていよう。

ボールダーの雰囲気からすると、現在大変なのは、このマスコミの襲来により、限られたホテルの客室がどうなるのかと云う問題になっている。8月末には、コロラド大学が新学期が始まる予定であり、州外から入学する子弟に付き添って親御サンたちが大勢来るからだ。ボールダーのホテルは、客室が約2200室。マスコミ関係者だけでも3ー400人になっていると当地の日刊紙Daily Cameraは報道している。マスコミ人たちは、ジョン・ベネが住んでいた高級住宅街の前でも陣取って特番を作ったりしている。10万人の街にこれだけの報道陣が、一時的にせよ、襲来することは、確かに異様としか言いようがない。でも、ボールダーの観光収入が上がることだけは間違いないだろう。アイスクリームを売るワゴンなども、取材陣の近くに陣取って商売をしている。まさにジョン・ベネ特需なのだ。

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