7/23/2008

生ゴミ回収で悩む動物保護課

ボールダーの街は、最近ゴミの収集について大きな方向転換を行なった。その中身は、分別ゴミとして集めていた紙類とプラスチック類などのリサイクルものを別々にではなく、同じゴミ箱で回収することを決めた。そうして、その他にコンポストにできる生ゴミを新たに追加した。私の家では、良い堆肥が欲しいので、自らのコンポストをやっているが、今朝のデイリーカメラ紙を読んでみると、この生ゴミの回収が大きな問題になっているという。つまり、市のワイルドライフ課(市の野生動植物保護課とでも言おうか)が、生ゴミの回収をするのであれば、熊に荒らされないような堅固な入れ物にするべきだと云う注文らしい。当然市のリサイクル課にしてみれば、そんなことをしたらコストが高すぎて回収が難しくなるだろうとあまり嬉しくない。ボールダーがこの問題をどのように解決して行くかが見物だが、すでに、生ゴミの出す時間を前夜でなく、早朝からに制限したりするようにして熊が荒らさないような考えを打ち出している。たぶん、その方向でまとまるものと思うが、もし違っていたら続報することにしよう。ただし、早朝までどこに保存するかと云う問題もあり、ことは厄介だ。

ボールダーは、山から熊が下りてくるだけでなく、ときによってはマウンテンライオンが街まで下りてくるようなところだ。だから、ゴミの問題は、国立公園などに近い規制をしないといけない問題もある。我が家では、写真のようにアライグマが来てゴミ箱に入ってゴミを漁っているところ写真に撮ることができた。ペットにしたいように可愛いが、でも野生の動物であり、逃げられるようにゴミ箱を横倒しにして逃がしてやった。また、ゴミではないが、野鼠などを狙ってコヨーテなど家にきたりしている。もちろん、家のそばにはプレーリードッグなども生息しており、やはりボールダーは自然との接点が大きいと言わざるを得ない。鹿やキツネも多く出るので、自然動物園の中にいるような錯覚するときもある。

ゴミの問題から、ボールダーのゴミリサイクルと野生動物の保護の課題にぶつかった。自然を保護するのにも、多くの課題があり、簡単に処理できないところがボールダーの街の良いところだ。何事にも、バランスをとって行くその姿勢に、これまではじれったかったが、最近大きな共鳴をするようになってきた。

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