12/15/2006

ボールダーの薬局チェーン(Pharmaca)

月刊誌「ソトコト」の最新号でボールダーのPharmacaについてリポートをした。そのファーマカは、元気に成長をしている。昨日もボールダーの南のテーブルメサに最新の店舗を開店し、全米で13店舗を持つチェーンとなっている。創設が2000年だから、かなりの勢いで動いていることがわかる。

掲載誌を持ってファーマカに立ち寄ったところ、取材をしたペルゾー社長に会ったので少し立ち話をした。新年早々、手狭になっているために新事務所に移る予定なので、今は大変な忙しさのようだ。

最新の店舗は当然これまでの店舗の経験を生かして、さらに消費者の求めるものを提供していくことを目標としているが、当然のことながら、これまでの実績の中でもっとも成長性を示した分野を拡張し始めていると云える。まだ、店舗は訪れていないが、薬局なのに対前年比成長率が高い商品は自然化粧品なのだそうで、そのためにスキンケア、パーソナルケア商品のフロアスペースを十分に取って対応をしていると云う。しかも、無味乾燥な薬局のイメージを払拭するためにも、コーヒーで世界的に拠点を作っているスターバックスのインテリアーデザインを手がけたところにファーマカのデザインを依頼しているらしい。そこがベースになり、今後は先行するボールダーの2店舗も改修工事が見込まれていると云う。

ファーマカは、独特の戦略でナチュラルビジネス系の薬局チェーンにくさびを打ち込み始めている。まだ、店舗展開は13と限られているが、投資ファンドの資金導入を受けて2008年までには13から35店舗の増強しようとしている。独自のブランド品なども展開し始めており、現在独自ブランドの全売り上げに占める比率は低いが、近い将来は10%を目指しているかなり積極的な成長策をとるものと見られており、楽しみなブランドだ。

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